3. Plesk コンポーネントを選択する

Plesk では、サービスを提供するために、多数の互換性のあるコンポーネントを採用しています。例えば、Linux メールサービスを提供するには、Postfix と Qmail のいずれかを使用できます。どのコンポーネントを選択するかは、Plesk のインストール時に選択してください。また、たとえ有用だと思われても、デフォルトでインストールされていないコンポーネントもあります。Plesk をインストールする前に、利用可能な Plesk コンポーネントを確認し、最終的な Plesk 構成に含めるものを選択してください。このセクションでは次に、様々な状況で選択すべきコンポーネントについて提案します。下のリストに含まれるコンポーネントは、明記されている場合を除き、デフォルトではインストールされていません。

注:Plesk ライセンスキーの関係で、一部のコンポーネントをご利用いただけない場合もあります。

ウェブホスティング

ウェブホスティングコンポーネントは、特定のウェブホスティングサービスのサポートを有効にするために使用します。(特定のスクリプティング言語のサポートや FTP 接続のサポートなど)。

Apache ウェブサーババージョン(Linux ホスティング)

CentOS 5 の RHEL 5 を使用する場合、以下のいずれかのオプションを選択できます。

Nginx ウェブサーバおよびリバースプロキシサポート
Plesk ウェブメールサポート

Plesk ユーザがブラウザ経由でメールアカウントにアクセスすることを可能にするウェブメールソフトウェアを指定します。

メール(Linux ホスティング)

Plesk で提供するメールサービスを選択します。

以下のメールサーバから、ニーズに応じて最適なメールサーバを選択します。

データベース

Plesk のデフォルトデータベースサーバは MySQL であり、 デフォルトでインストールされます。ただし、バージョン 11.5 から、Linux では MariaDB または Percona Server に置き換えることが可能になりました。MySQL サーバをこれらに置き換える方法は、『Advanced Administration Guide』の「Using MariaDB or Percona Server as the Default Database Server」セクションを参照してください。

重要: 既に Microsoft SQL Server がサーバにインストールされている場合、Plesk インストールからこのコンポーネントを除外する必要があります。除外しなければ、Plesk が SQL Server のクリーンインストールを実行し、MS SQL Server に保存されたデータは失われます。Plesk に SQL Server を使用させるには、インストール完了後に SQL Server を Plesk に接続します。Plesk にデータベースサーバを接続する方法について詳しくは、『管理者ガイド』の「データベースサーバを追加および削除する」セクションを参照してください。

DNS サーバ

重要: インストールから DNS サーバを除外すると、サーバでホストされているウェブサイトに対して DNS サービスが動作しなくなります。DNS サーバの除外が有効になるのは、外部 DNS サーバを使用する場合だけです。詳しくは、『管理者ガイド』の「外部 DNS サーバを使用する」セクションを参照してください。

システム監視
バックアップと移行
追加コンポーネント(Linux ホスティング)

追加のコンポーネントインストールして、Plesk の機能を拡張することができます。これらのコンポーネントは、インストール後に構成を行う必要があります。詳しくは、付録 G を参照してください。追加の Plesk コンポーネントを構成する