イベントのトラッキング
イベントマネージャによって、Plesk と外部システムの間のデータ送受信を管理できます。イベントマネージャは、次のように機能します。
- 特定のコントロールパネルイベントが発生すると実行されるスクリプトを作成します。Linux の場合は Shell スクリプト、Windows の場合はバッチファイルです。
- イベント処理をトリガするイベントハンドラを作成します。複数のハンドラで 1 つのイベントを処理することができます。
- スクリプトをイベントハンドラに割り当てます。
各イベントには多数のイベントパラメータがあり、当該イベントが発生するとこれらのパラメータがハンドラによって渡されます。例えば、「顧客アカウントの作成」ハンドラは、顧客の担当者名、ユーザ名、パスワードなどを受け渡します。これらのパラメータはハンドラで使用することができます。これについては、「イベントハンドラを追加する(Linux)」および「イベントハンドラを追加する(Windows)」のトピックで、例を使って詳しく説明します。
注: Plesk では、非 ASCII 文字をドメイン名に使用することができます(Punycode ドメイン)。イベントハンドラ用のパラメータは Unicode 文字列(UTF-16 エンコーディング)として渡されます。イベントハンドラのスクリプトファイルは、有効な Unicode 文字列を入力引数として受け付けます。スクリプトの実行中、これらの文字列で何らかの処理を試みると、現在のコンソールのコードページに変換されます。現在のコンソールのコードページで表示できない Unicode 記号は、'?
' に変換されます。 パラメータを正しく処理するためには、イベントハンドラによって、ハンドラ内で必要とされる適切なエンコーディングに変換される必要があります。現在のコードページは、chcp
コマンドを使用して変更できます。詳しくは http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb490874.aspx を参照してください。
Linux ユーザに対する注記: サーバ管理者は root ユーザに代わってサーバ上で実行可能なイベントハンドラを作成できます。root アカウントの使用を制限するには、root.event_handler.lock
という名前の空ファイルをロケーション /plesk_installation_directory/var/
に作成します。
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