上限機能の概要

上限の階層

送信メールに指定できる上限は、メールサーバ > サービスプラン > 契約 > ドメイン > メールボックスという階層になっています。

サーバ全体のメールサーバ設定で指定する上限は、下位レベルのすべての階層で Plesk オブジェクトのデフォルトとして機能します。ただし、階層の一部のレベルでカスタム上限を設定した場合、このカスタム上限が下位レベルでのデフォルトとなります。例えば、サービスプランにカスタム上限を設定すると、この上限が、このプランの下に作成される契約のデフォルトとして機能します。同様に、契約のカスタム上限は、この契約内のドメインおよびメールボックスのデフォルトとなります。

カスタム上限には、デフォルト値より大きい値を設定できます。

顧客が変更できるのは、ドメインレベルおよびメールボックスレベルの上限のみです。

上限機能の概要

親オブジェクト（契約など）から送信される送信メールメッセージ数には、その子オブジェクト（ドメインなど）からのメールメッセージ数が合算されます。従って、上限は以下のように機能します。

• 契約の全ドメインからのメッセージ数の合計が、契約の上限を超えることはできません。
• ドメインの全メールボックスからのメッセージ数の合計が、ドメインの上限を超えることはできません。

注：親オブジェクトの上限は、子オブジェクトの上限より重視されます。例えば、契約が上限に達した場合、たとえこの中に上限に達していないドメインがあったとしても、この契約内のすべてのドメインからメールを送信できません。同様に、ドメインの上限に達した場合、たとえ上限に達していないメールボックスがあっても、このドメインの各メールボックスからメールを送信することはできません。

ユーザまたはスクリプトが Linux Sendmail ユーティリティを使用してメールメッセージを送信すると、スクリプトが mod_apache（mod_php、 mod_perl、mod_python など）によって処理された場合、Plesk はこの送信メッセージを当該ドメインに対してカウントします。その他の場合（CGI、FastCGI）、Plesk は当該契約からの送信メッセージをカウントしますが、当該ドメインに対してはカウントしません。契約に対して［スクリプトおよびユーザによる Sendmail の使用を許可する］オプションがオンになっている場合は、スクリプトまたはユーザから Sendmail を使用してメッセージを送信することができます。