イベントハンドラを追加する(Windows)

イベントハンドラを追加するには:

例えば、「顧客アカウントの作成」イベントのイベントハンドラを作成してみます。ハンドラは、最初のパラメータで顧客名を受け取り、2 番目のパラメータで顧客のユーザ名を受け取ります。説明を簡単にするために、以下のような test-handler.bat というバッチファイルを使用します。

echo "--------------" >> c:\windows\temp\event_handler.log
rem information on the event date and time
date /T   >> c:\windows\temp\event_handler.log
rem information on the created customer account
echo "customer created" >> c:\windows\temp\event_handler.log
rem customer's name
echo "name: %1"       >> c:\windows\temp\event_handler.log
rem customer's username in Plesk
echo "login: %2"       >> c:\windows\temp\event_handler.log
echo "--------------" >> c:\windows\temp\event_handler.log

ファイルの実行を制御するために、このスクリプトはファイルに一部の情報をプリントします。

使用するスクリプトがディレクトリ c:\program files\parallels\plesk\scripts\ にあるとします。コントロールパネル経由でイベントハンドラを作成し、このスクリプトを登録します。

  1. [ツールと設定]>[イベントマネージャ]の順に選択します。
  2. [イベントハンドラを追加]をクリックします。
  3. [イベント]ドロップダウンボックスでハンドラを割り当てるイベントを選択します。
  4. ハンドラの実行の優先順位を選択するか、カスタム値を指定します。これを行うには、[優先度]ドロップダウンリストで[カスタム]を選択して値を入力します。

    複数のハンドラを 1 つのイベントに割り当てる場合、優先度を変更して(値を高くすると優先度も高くなる)ハンドラの実行シーケンスを指定できます。

  5. ハンドラを実行するシステムユーザを選択します。
  6. [コマンド]入力フィールドに、選択したイベントで実行するコマンドラインを指定します。例では c:\program files\parallels\plesk\scripts\test-handler.bat" <new_contact_name> <new_login_name> となります。

    ディレクトリ名やファイル名にスペースが含まれている場合は、パスを引用符で囲む必要があります。

  7. [OK]をクリックします。

注:コマンドでは、パラメータを角括弧付きの <new_contact_name><new_login_name> で指定しています。ハンドラを実行する前に、これらの変数は作成された顧客の名前とユーザ名に置き換えられます。使用可能な全パラメータのリストは、「付録 C. イベントハンドラが受け渡すイベントパラメータ」を参照してください。

Plesk にログインし、新規顧客アカウントを作成するときに、[担当者名]フィールドに「Some Customer」、[ログイン]フィールドに「some_customer」という値を指定すると、ハンドラが呼び出され、以下のレコードが c:\windows\temp\event_handler.log に追加されます。

Mon March 15 21:46:34 NOVT 2010
customer created
name: Some Customer
username: some_customer

1 つ以上のハンドラを指定する場合は、他のハンドラについても上記のアクションを繰り返してください。