Plesk コンポーネント

Plesk により、ウェブ、メール、DNS などのサービスの機能が管理されます。技術的に、Plesk はサービス自体を提供するのではなく、各種サードパーティ製コンポーネントを制御するだけです。例えば、ある顧客が Plesk GUI でウェブサイトを作成すると、この要求がバックグラウンドでウェブサーバ(Apache または IIS)に伝達され、そこで新しい仮想ホストがシステムに追加されます。コンポーネントのリストは、Plesk のインストール中に定義されます(詳しくは『デプロイメントガイド』を参照してください)。管理者は Plesk で、インストール済みコンポーネントの一覧表示、新規コンポーネントの追加、代替コンポーネントの切り替え、コンポーネントの削除(Windows のみ)などを実行することができます。

Plesk コンポーネントを表示する

インストール済みコンポーネントとそのバージョンの一覧を表示するには、[ツールと設定]>[サーバコンポーネント]の順に選択します。Plesk for Windows では、さらに次のようなアイコンでコンポーネントの状態を確認することができます(アイコンの外観は Plesk のテーマによって異なります)。

  • :Plesk がこのコンポーネントを使用している。コンポーネントは機能している。
  • :Plesk はこのコンポーネントを使用していない(ライセンスキーの失効や不足などが原因)。コンポーネントは機能している。
  • :Plesk はこのコンポーネントを使用していない。コンポーネントは停止している。
  • :Plesk はこのコンポーネントを使用していない。コンポーネントはシステムにインストール済みで、使用可能である。
Plesk コンポーネントをインストールする

Plesk のインストール時に選択しなかったコンポーネントを、後で[ツールと設定]>[アップデートおよびアップグレード]>[コンポーネントを追加]の順に選択して追加することができます。

代替コンポーネントを切り替える

一部の Plesk コンポーネントには、代替コンポーネントがあります。例えば、Windows で使用できる DNS サーバには MS DNS Server または BIND があります。また、Linux でのメール送信には Postfix や Qmail を使用することができます。

Plesk for Linux では、代替コンポーネントの切り替えを次の 2 通りの方法で行うことができます。

  • サービス設定を使用する。一部のPlesk コンポーネントでは、同様の目的で、複数のコンポーネントを同じ Plesk サーバに並行インストールすることができます。例えば、2 種類のアンチウイルスコンポーネントをインストールし、[ツールと設定]>[メールサーバ設定]の順に選択して、いずれかのコンポーネントをメールの処理用に指定することができます。
  • Plesk インストーラを使用する。一部の Plesk コンポーネントでは、同様の目的で、複数のコンポーネントを並行インストールすることはできません。例えば、Plesk のメールサーバには、Postfix と Qmail のどちらか 1 つのみ使用することができます。 この場合は、[ツールと設定]>[アップデートおよびアップグレード]>[コンポーネントを追加]の順に選択してどちらかのコンポーネントを選択する必要があります。

Plesk for Windows では、[ツールと設定]>[サーバコンポーネント]の順に選択して、代替コンポーネントを切り替えることができます。切り替えを行うには、コンポーネント名(例:メールサーバ)をクリックし、必要なコンポーネントをリストから選びます。

Plesk コンポーネントを削除する(Windows)

特定の Plesk コンポーネントが不要になった場合、管理者は Plesk の[ツールと設定]>[アップデートおよびアップグレード]>[コンポーネントを追加または削除]の順に選択するか、[ホーム]ページの[コンポーネントを追加または削除]リンクをクリックして、コンポーネントを削除することができます。

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Plesk コンポーネントを追加・削除する