Plesk のアップデート

アップデートにより、Plesk のセキュリティと安定性を強化する修正が適用されます。 アップデートには、次の 4 種類があります。

  • セキュリティアップデート
    セキュリティの脆弱性に対応するアップデートです。このような脆弱性は、サーバにアクセスするためにハッカーによって悪用される危険性があります。セキュリティアップデートは速やかに適用することを推奨します。適用されていないセキュリティアップデートがあれば、Plesk の[ホーム]ページに警告が表示されます。

    注:Odin が適用する必要がある判断したセキュリティアップデートは、アップグレードポリシーを問わず自動的に適用されます。

  • 重要なアップデート
    Plesk の信頼性を大幅に向上するためのアップデートです。これらのアップデートは、提供され次第適用することを推奨します。
  • 推奨されるアップデート
    全体的な安定性を向上したり、Plesk のリリース後に開発された拡張を導入したりするためのアップデートです。
  • オプションのアップデート
    Plesk での作業に重大な影響を与えない修正や拡張であり、今すぐインストールする必要はありません。

アップデートのタイプ分けは便宜上のものであり、アップデート適用の緊急度を示すにすぎません。例えば、セキュリティアップデートはできるだけ迅速に適用する必要がありますが、オプションのアップデートは都合の良いときにインストールして構いません。

Plesk のアップデートを適用する

アップデートは、最新バージョンの Plesk にのみ適用可能です。したがって、Plesk のバージョンはアップデートを適用しても変わりません。適用されているアップデートの情報は、製品バージョン名の末尾に追加されます(例:Plesk 10.3.0 アップデート #12)。アップデートは無償で提供され、ライセンスキーを問わずすべての Plesk に適用可能です。

Plesk にアップデートを適用するには、次の 2 つの方法があります。

  • [ホーム]ページの[システムの概要]グループから、手動で実行する。このページには、アップデートの適用のためのタイプやリンクを含め、最新のアップデートに関する情報が表示されます。
  • 自動的に実行する(推奨)[ツールと設定]>[アップデートおよびアップグレードの設定]で自動更新をアクティブ化すると、週に一度アップデートの有無が確認されるようになります。利用可能なアップデートがあると、アップデートのダウンロードおよびインストールが自動的に行われます。

注:Plesk のアップデートは順番に適用されます。つまり、特定のアップデートだけをインストールしたり、特定のアップデートをスキップすることはできません。

サードパーティ製の Plesk コンポーネントを更新する

Plesk には、MySQL、Postfix などのさまざまなサードパーティ製コンポーネントが付属しています。Plesk 自体と同様に、これらのコンポーネントは、時間の経過とともに更新が必要になってきます。このプロセスを自動化するには、サードパーティ製のコンポーネントの自動更新を有効にします。この場合、コンポーネントは Plesk と同時に更新されます(付属のコンポーネントのアップデートは Plesk アップデートに含まれています)。

警告:このような自動更新は、慎重に使用してください。サーバでホスティングされているウェブサイトが、特定のコンポーネントのより新しいバージョンと互換性がない場合があります。このため、デフォルトではサードパーティ製のコンポーネントの自動更新が無効になっています。

サードパーティ製のコンポーネントの自動更新を有効にするには、[ツールと設定]>[アップデートおよびアップグレードの設定]に進み、[サードパーティコンポーネント(MySQL、PHPMyAdmin など)のアップデートを自動インストールする]チェックボックスをオンにします。