Watchdog(システム監視)コンポーネント

Watchdog コンポーネントは、サーバをマルウェアから解放し、すべてのサービスを問題なく稼働させ、サーバに十分な空き領域を確保するためのソリューションです。

Watchdog で監視できるのは、以下のようなサービスです。

  • コントロールパネルインターフェースを提供するウェブサーバ
  • ユーザのサイトに WWW サービスを提供するウェブサーバ
  • SMTP サーバ(Qmail)
  • IMAP/POP3 サーバ(Courier-IMAP)
  • DNS サーバ(BIND)
  • Tomcat
  • MySQL
  • PostgreSQL
  • SpamAssassin
  • Odin Premium antivirus

監視対象のサービスを起動、停止、再起動したり、一定期間内のサービスの安定性に応じて異なる措置をとるように構成することができます。

他のユーティリティを実行すれば、指定した上限にディスクスペース使用量が達したときに通知することが可能です。

サービスおよびディスクスペース使用量を監視するために、Watchdog は monit ユーティリティを使用します。monit ユーティリティの詳細は、monit デベロッパーのウェブサイト http://www.tildeslash.com/monit/ を参照してください。

Watchdog は、ルートキット、バックドア、脆弱性の悪用、トロイの木馬などの不正ソフトウェアを検出するために、オンデマンドで(または定期的に)サーバのファイルシステムをスキャンします。スキャン結果は、メールで通知することも、コントロールパネルにレポートを表示することもできます。スキャンの前に、インターネットでセキュリティナレッジベースが更新されます。

マルウェア検出のためにサーバをスキャンするには、Rootkit Hunter ユーティリティを使用します。Rootkit Hunter の詳細は、Rootkit Hunter デベロッパーのウェブサイト http://www.rootkit.nl を参照してください。

このセクションの内容:

Watchdog サービスをセットアップおよび開始する

システムサービスのステータスを表示する

ハードディスクドライブおよび接続されているストレージデバイスのステータスを表示する

CPU および RAM 使用量統計を表示する

サーバのスキャンレポートを表示する

トラブルシューティング