システムサービスの監視をセットアップおよび開始する

モニタリングするサービスを指定してモニタリングを開始するには:

  1. [拡張]>[Watchdog]の順に選択します。

    Plesk で制御するすべてのサービスが、[サービス]タブに一覧表示されます。

    [S](ステータス)列は、サービスが現在 Watchdog に監視されているかどうかを示し、最後のポーリングで返されたサービスのステータスが表示されます。

    - サービスは現在モニタリングされていません。

    - サービスを開始しましたが、サービスのステータスがポーリングされていません。

    - サービスは現在監視されています。Watchdog はサービスが実行中であるとレポートしています。

    - サービスは現在監視されています。Watchdog はサービスが停止しているとレポートしています。

    service monitoring timeout - サービスは不安定であったため、Watchdog に監視されていません。

    [M](監視)列は、サービスを監視するように Watchdog が設定されているかどうかを示します。また、サービスがサーバにインストールされ、正しく構成されているかどうかも示します。

    - サービスは現在、インストールも構成もされていません。

    - サービスを監視するように Watchdog を設定していません。

    - サービスを監視するように Watchdog を設定しています。

  2. モニタリングするサービスを指定して、モニタリングプリファレンスを指定します。
    1. サービス名をクリックします。
    2. サービスの監視をオンにするには、[Monitor the service(サービスの監視)]チェックボックスをオンにします。
    3. Watchdog でサービスが使用する CPU リソースや RAM リソースの情報を保存して、グラフィカルレポートで表示する場合は、[サービス統計を保存]チェックボックスをオンにします([拡張]>[Watchdog]>[統計])。
    4. サービス監視の失敗回数が指定回数に達した場合に監視を停止させるには、[Stop monitoring the service if it frequently restarts(何度も再起動するサービスの監視を停止する)]オプションをオンにします。このオプションをオフにすると、応答のないサービスを再開しようとするたびに Watchdog がアラートメッセージを発行します。失敗する回数はデフォルトで 5 回であり、一般にはこれで十分です。
    5. ポーリング対象のサービスからの応答を Watchdog が待機する時間を[Connection timeout(接続タイムアウト)]ボックスに指定します。Watchdog は、サービスに対するポーリング後、指定時間だけ応答を待ちます。応答がなければ、Watchdog はサービスを再起動します。マシンでサイトとメールアカウントを大量にホスティングしている場合は、Qmail メールサーバの[接続タイムアウト]を 120 秒に、Apache ウェブサーバを 15 秒に設定することをお勧めします。そうしないと、Watchdog により、ビジー状態のサービスに障害が発生していると見なされ、サービスが再起動されます。
    6. Watchdog がサービスの起動および停止に使用するコマンドを確認してください。あらかじめ記入された値は変更しないように推奨します。サービスを実際に起動する前に、ログファイルのクリーンアップや携帯電話への SMS 送信のためのカスタムスクリプトを作成し、これらのスクリプトを実行するコマンドを[To start the service, run the command(サービスを起動するために実行するコマンド)]入力ボックスに入力しておくことができます。
    7. デフォルトコマンドを使用してサービスを起動する場合は、[サービス起動時間]ボックスの値は事前定義された 60 秒のままにします。カスタムスクリプトを稼働しており、実行まで 60 秒以上かかる場合は、必要な時間を[サービス起動時間]ボックスに入力します。実行しているスクリプトが指定時間内に完了しない場合は、Watchdog がそのスクリプトの実行を終了します。
    8. [OK]をクリックして設定を送信します。
    9. この手順を繰り返し、必要なすべてのサービスに対してモニタリングを設定します。各サービスにあらかじめ定義されているデフォルトモニタリング設定で問題なければ、サービスのリストで アイコンをクリックするだけで、必要なサービスがモニタリングされるように Watchdog を設定できます。
  3. Watchdog でモニタリングしたいサービスをすべて指定したら、[Tools(ツール)]グループの[Enable(有効化)]アイコンをクリックします。

    これで、指定した設定に従ってサービスがモニタリングされます。デフォルト設定を使用する場合は、以下を実行してください。

    • すべてのサービスは、失敗した場合は自動的に再起動されます。
    • Watchdog は、5 回のポーリングで 5 回失敗したサービスのモニタリングを停止します。
    • アラートメッセージは、すべての状況で、Plesk 管理者のアカウントに指定されたメールアドレスに送信されます。

特定のサービスのモニタリングを停止するには、以下を実行してください。

  1. [拡張]>[Watchdog]の順に選択します。
  2. Watchdog によるモニタリングを停止したいサービスの アイコンをクリックします。

すべてのサービスのモニタリングを停止するには、以下を実行してください。

  1. [拡張]>[Watchdog]の順に選択します。
  2. [ツール]グループの[無効]アイコンをクリックします。

重要:このアクションを実行すると、モニタリングサービス全体に影響があります。つまり、すべてのシステムサービスに加え、すべてのディスクパーティションのモニタリングも停止します。