ディスク領域の使用量のモニタリングをセットアップおよび開始する

ディスク使用量のモニタリングを構成し、開始するには:

  1. [拡張]>[Watchdog]>[ディスク]タブを選択します。

    接続(マウント)されたすべてのデバイスがリストされます。

    [S](ステータス)列のアイコンは、現在 Watchdog によってハードディスクパーティションまたはストレージデバイスがモニタリングされているかどうかを表し、現在のディスク領域使用率が示されます。

    • - ディスクドライブまたはパーティションは現在モニタリングされていません。
    • - モニタリングが開始されていますが、ディスクまたはパーティションが未チェックです。
    • - ディスクドライブまたはパーティションはモニタリングされています。Watchdog は、ディスク使用量がしきい値に達していないことを報告しています。
    • - ディスクドライブまたはパーティションはモニタリングされています。Watchdog は、ディスク使用量がしきい値に達しており、間もなくディスクまたはパーティションの空き領域がなくなることを報告しています。

    [M](モニタリング)列のアイコンは、ストレージデバイスまたはディスクパーティション上のディスク領域使用量をモニタリングするように Watchdog が設定されているかどうかを示します。

    • - ディスク領域またはパーティションをモニタリングするように Watchdog を設定していません。
    • - ディスク領域またはパーティションをモニタリングするように Watchdog を設定しています。

    [Device(デバイス)]および[Mount point(マウントポイント)]列は、ストレージデバイスおよびパーティションマウントポイントの情報を示します。パーティションがファイルシステムに接続されていない場合、[Mount point(マウントポイント)]列にはハイフン(-)が表示されます。パーティションがシステムに再接続されると、Watchdog はモニタリングを再開します。

    [Disk space usage rate(ディスク領域使用量レート)]列は、注意を必要とせずに使用できるディスク容量を示します。ディスクスペース使用量は、合計量に占める割合(%)で指定するか、測定単位としてギガバイト、メガバイト、キロバイト単位で指定できます。指定量に達すると、Watchdog から通知が送信され、定義されたコマンドが実行されます。この列にハイフン(-)が表示されている場合は、パーティションまたはデバイスがモニタリングされていません。

    [Files number rate(ファイル数レート)]列は、ファイルシステムに保存でき、注意を必要としないファイルまたはディレクトリの数を示します。ファイルまたはディレクトリの数は、ディスクの容量だけではなく、ファイルシステムの容量によっても制限されます。ファイルまたはディレクトリの正確な数(もしわかれば)を指定することも、総量に対する割合(%)で指定することもできます。指定した量に達すると、Watchdog システムから通知が送信されます。この列にハイフン(-)が表示されている場合は、パーティションまたはデバイスがモニタリングされていません。

    [コマンド]列は、ディスク容量のしきい値に達したときに実行されるコマンドを示します。

  2. モニタリングするハードディスクパーティションを指定して、モニタリングのプリファレンスを指定します。
    1. パーティションまたはデバイス名をクリックします。
    2. 注意を必要とせずに使用できるディスク容量を指定します。このしきい値に達すると、Watchdog はアラートを送信し、指定されたコマンドを実行します。「80%」に設定することを推奨します。
    3. 注意を必要とせずにサーバ上に作成できるファイルおよびディレクトリの数を指定します。このしきい値に達すると、Watchdog はアラートを送信します。「80%」に設定することを推奨します。ファイルシステムの総容量がわかっている場合は、具体的なファイル数を指定することができます。確認するには、サーバに root としてログインし、シェルからコマンド dumpe2fs <デバイス名> を実行します。
    4. 指定したディスク容量しきい値に達すると Watchdog が実行するコマンドを指定します。例えば、ディスク領域クリーニングユーティリティを実行するコマンドなどです(RedHat Linux システムの tmpwatch など)。
    5. [OK]をクリックします。
    6. この手順を繰り返し、必要なすべてのパーティションに対してモニタリングを構成します。
  3. Watchdog でモニタリングしたいパーティションをすべて指定したら、[ツール]グループの[有効化]アイコンをクリックします。

特定のパーティションのモニタリングを停止するには:

  1. [拡張]>[Watchdog]>[ディスク]タブを選択します。
  2. Watchdog によるモニタリングを停止したいパーティションの アイコンをクリックします。

すべてのパーティションのモニタリングを停止するには:

  1. [拡張]>[Watchdog]>[ディスク]タブを選択します。
  2. [ツール]グループの[無効化]アイコンをクリックします。

重要:このアクションを実行すると、モニタリングサービス全体に影響があります。つまり、すべてのディスクパーティションに加え、すべてのシステムサービスのモニタリングも停止します。