(高度)自動アップグレード

Plesk をアップグレードする前に」セクションで説明した手順が完了したら、Plesk のアップグレードに進むことができます。

Linux または Windows ベースのサーバで Plesk をアップグレードするには、Plesk インストーラユーティリティを使用します。Plesk インストーラユーティリティは、https://installer.plesk.com/plesk-installer(Linux)および http://autoinstall-win.plesk.com/plesk-installer.exe(Windows)からダウンロードできます。

Plesk のアップグレードを自動化するには

大量の Plesk サーバを同時にアップグレードする必要がある場合、このプロセスを自動化することを推奨します。この自動化機能は、Plesk インストーラユーティリティのコマンドラインオプションをベースとして使用するもので、すべてのインストールパラメータをあらかじめ定義しておくことができます。これにより、ユーザが入力することなくアップグレードを実行することができます。このようなアップグレードの実行方法は、「自動インストールを実行する」セクションを参照してください。
さらに、Linux 環境で多数の Plesk サーバのアップグレードを計画している場合、特定のサーバグループにインストーラを自動的にコピーし、実行するスクリプトを作成できます。スクリプトの例は、「アップグレードスクリプトの例(Linux)」セクションを参照してください。Windows システムでも、リモートコマンドを実行するスクリプトを利用できますが、PsExec などの追加ツールが必要となります。この理由から、弊社は Windows 版のサンプルスクリプトを提供していません。

アップグレード後に、新しいライセンスキーをインストールするよう要求される場合があります。これが該当するのは、複雑なアップグレード(10.3.1 から 10.4.0 のようなメジャーバージョンをまたがる変更など)を実行する権限が付与されていない Plesk ライセンスキーなどです。このため、アップグレードの終了後に、新しい Plesk バージョン用のライセンスキーを取得してインストールする必要があります。このプロセスは自動化することもできます。アップグレード後のライセンスキーのインストールについて詳しくは、「ライセンスキーをインストールする」セクションを参照してください。

自動アップグレードを高速化する

Plesk アップデートサーバのローカルミラーを作成することによって、複数アップグレードを飛躍的に高速化することができます。これは、作業時間と帯域幅の節約につながります。カスタムミラーのセットアップ方法について詳しくは、「付録 C:Plesk アップデートサーバをミラーリングする」を参照してください。

このセクションの内容:

自動アップグレードを実行する

アップグレードスクリプトの例(Linux)