IP アドレスの移管

サーバからサーバへ顧客データを移管する場合、IP アドレスもソースサーバから宛先サーバへ移管する必要がある場合があります。これが失敗すると、DNS の解決で問題が発生したり、顧客のカスタマイズ内容が破壊される可能性があります。

ソースサーバから宛先サーバへ IP アドレスを移管するには、以下の手順に従います。

  1. 宛先サーバに、ソースサーバと同じ数の IP アドレスを追加します。これには、まず該当する OS ツールで IP アドレスを追加してから、Plesk にログインし、[ツールと設定]>[IP アドレス]に進み、[IP 再読み込み]をクリックします。これらの IP アドレスは一時的なプレースホルダとして使用されるため、ルーティング可能にする必要はありません。内部 IP アドレスの使用で問題ありません。

注: ソースサーバの各 IP アドレスを、別々のプレースホルダ IP アドレスにマッピングしてください。混乱を避けるために、内部 IP アドレスは 10.*.*.* の範囲に作成して、後半 3 オクテットはソースサーバの IP アドレスと同じにします。例えば、188.43.64.218 という IP アドレスをマッピングするには、宛先サーバに 10.43.64.218 という IP アドレスを作成します。

  1. Plesk サーバ間でデータを移管する」セクションの指示に従って、移管手順を実行します。
  2. ソースサーバをシャットダウンします
  3. 手順 1 に従って、ソースサーバから宛先サーバへ実際のルーティング可能な IP アドレスを追加し、ネットワークインフラを構成して、インターネットからの IP パケットが宛先サーバにルーティングされるようにします。
  4. ソースサーバ上の契約を、プレースホルダ IP アドレスからルーティング可能な IP アドレスへ再マッピングします。これには、以下のリンクをクリックして、指示に従います。

注: ルーティング可能な IP アドレスを、対応するプレースホルダ IP アドレスに必ずマッピングしてください。つまり、移管中に 188.43.64.218 という IP アドレスを 10.43.64.218 という IP アドレスにマッピングした場合、このステップで、IP アドレス 10.43.64.218 を他の IP アドレスではなく 188.43.64.218 に再びマッピングしてください。