Linux Virtuozzo テンプレート
Virtuozzo アプリケーションテンプレートは RPM パッケージであり、ノードにインストールすることによって、必要な数のコンテナにアプリケーションを簡単にデプロイし、ディスク領域などの重要なシステムリソースを節約することができます。Plesk テンプレートは、Plesk ウェブサイトから入手することも、Virtuozzo コマンドラインユーティリティコール "vzup2date -z
"(PVC 4 以降)を使用するか Virtuozzo で yum
を使用してダウンロードすることもできます。
バージョン付きテンプレートおよびバージョンフリーテンプレート
Plesk 10.4 以降、Odin は「メジャーバージョンのテンプレート」および「バージョンフリーのテンプレート」という 2 種類の EZ テンプレートを各 Plesk リリースに対して提供しています。いずれも、提供されるソフトウェアコンポーネントは同じですが、コンテナの更新時にインストールされるテンプレートアップデートのみが異なります。
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プロバイダがコントロールするバージョン付きテンプレートは、Plesk のメジャーバージョンに対してリリースされた最新のアップデートおよびアップグレードをすべて自動的に取得します。
例えば、Plesk 10 のバージョン付きテンプレート(
pp10
)がコンテナにインストールされている場合、vzpkg update
<CT_ID>
コマンドによって、Plesk 10.x.x の最新リリースバージョン(10.0.1、10.1.0 など)に更新されます。
つまり、バージョン付きテンプレートは、一般的な Plesk ライセンスで許可されるアップグレードを実行しますこのライセンスで実行が許可されるのは、連続する 2 つのメジャーバージョンの範囲内でのアップグレードです。例えば、10.1 から 10.2 は可能ですが、10.4 から 11.0 は許可されません。 -
バージョンフリーアップグレードテンプレートは、Plesk ライセンスキーを問わず、すべてのアップデートとアップグレードを取得します。つまり、このようなテンプレートを使用すると、Plesk のバージョン番号を問わず、リリースされるとすぐに最新の Plesk バージョンに自動的に更新されます。例えば、このテンプレートでは、10.3 から 10.4 へのアップグレードも、10.4 から 11.0 へのアップグレードも可能です。お使いの Plesk ライセンスで複雑なアップグレードが許可されていない場合、このようなアップグレードを行うたびに、新しいライセンスキーを入手する必要があります。
例えば、Plesk のバージョンフリーベーステンプレート(
pp
)をコンテナ(例えば 10.x.x)にインストールすると、vzpkg update
<CT_ID>
コマンドによって、Plesk x.x.x の最新リリースバージョン(10.x.x、11.x.x など)に更新されます。
バージョン付きテンプレートとバージョンフリーテンプレートは、名前で見分けることができます。メジャーバージョンのプレフィックスにはメジャーバージョンが含まれますが(pp12
など)、バージョンフリーの場合は含まれません(pp
)。
EZ テンプレートの自動検出のオン/オフを切り替える
Virtuozzo 4.0 以降のバージョンでは、コンテナ内の EZ テンプレートを検出し、テンプレートの種類に応じて自動アクションを実行できます。この機能により、コンテナにインストールされた製品を業務自動化ソフトウェア(PBAS など)で自動的に検出し、コンテナの所有者に対して課金を開始することができます。
検出アルゴリズムはシンプルです。システムは、ある EZ テンプレートに含まれるすべてのパッケージが検出されると、このテンプレートはインストール済であると判断します。このアプローチの主な短所としては、Plesk 9.x と SMB に含まれるパッケージは非常に似ているため、自動検出エンジンがこれらを混同して誤った判断をしてしまう場合があります。例えば、いずれかのアプリケーションしかインストールされていなくても、両方のテンプレートがインストールされていると認識されてしまう場合があります。この問題による最大の影響は、システムが両アプリケーションの更新に失敗し、アプリケーションに対する課金を適切に適用できないというものです。
課金自動化ソフトウェアを使用する場合や、緊密に連携する Odin 製品をインストールする場合は、自動検出を停止することもできます。これには、/etc/vztt/vztt.conf
ファイルを変更して APP_TEMPLATE_AUTODETECTION=no
と設定します。
提供済みのテンプレート
バージョン付きテンプレートとバージョンフリーテンプレートは同じコンポーネントを提供するため、ここでは表を見やすくするためにバージョン付きテンプレートのみを示します。
Plesk 12.5 に対して提供されている EZ テンプレートは次のとおりです。
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Plesk コアテンプレート。ベースコンポーネント、バックアップマネージャ、Presence Builder が含まれます。 |
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Odin Premium Antivirus
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BIND DNS サーバサポート。このテンプレートをインストールしないと、DNS サーバが Plesk ノードにインストールされません。 |
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Courier-IMAP サーバ |
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Dovecot メールサーバ |
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Kaspersky アンチウイルス拡張 |
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Mailman メーリングリストマネージャ |
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Plesk 移行・移管マネージャ。他の Plesk サーバからのホスティングデータの移管や、他のホスティングプラットフォームからのデータの移行ができます。 |
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CloudFlare Apache モジュールサポート |
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msmtp リレーオンリー・メールサーバ(SMTP クライアント)。外部メールサーバの使用予定がある場合にインストールしてください。 |
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MySQL 5.5 サポート。RHEL 5 および CentOS 5 のみで使用できます。 |
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nginx リバースプロキシサポート |
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Plesk コンポーネント:ファイアウォール、VPN、ファイルサーバ |
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PHP5 サポート |
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PHP5.3 サポート。RHEL 5 および CentOS 5 のみで使用できます。 |
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Postfix メールサーバ。Qmail および msmtp と互換性があります。 |
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Qmail メールサーバ。Postfix および msmtp と互換性があります。 |
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SpamAssassin スパムフィルタツール |
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Tomcat サポート |
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VPS に最適化された構成。リソース消費を最低限に抑えるようにコンテナを構成します。一部のホスティング機能は無効化されます。詳しくは、「(オプション)VPS で機能するように Plesk を最適化する」セクションを参照してください。 |
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Watchdog システム監視コンポーネント |
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ホスティング機能のサポート:mod_bw、MIVA、perl-Apache-ASP |
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Horde および Roundcube ウェブメールツール |