Plesk をアップグレードした後で
アップグレード後のセットアップには、次のステップがあります。
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Plesk ライセンスキーをインストールする。
一部の Plesk ライセンスでは、複雑なアップグレード(10.3.1 から 10.4.0 のようなメジャーバージョンをまたがる変更など)を実行する権限が付与されていません。このようなアップグレードの実行を試みると、ライセンスの制限に関する警告が表示されます。これが表示されても、アップグレードを実行することは可能です。アップグレードの終了後に、新しい Plesk バージョン用のライセンスキーを取得してインストールする必要があります。 -
旧バージョンのリモート Plesk サーバへの Business Manager の接続を構成する。
Parallels Customer and Business Manager 12.5 は、リモート Plesk との通信に、新しい改良されたプロトコルを使用します。そのため、Business Manager をバージョン 11 にアップグレードした場合、接続されているすべての Plesk もバージョン 11 にアップグレードすることを強くお勧めします。何らかの理由で旧バージョンの Plesk のまま Business Manager 12.5 を使用したい場合、新しい改良されたプロトコルで接続するためには、手動で構成する必要があります。この場合、Business Manager の一部の機能がこれらの Plesk で機能しない場合があります。
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Plesk 9 以前からアップグレードした後で、新しいビジネスモデルへの移行を完了させる。
バージョン 10 で導入された Plesk ビジネスモデルの変更に伴い、Plesk 9 以前からアップグレードを行った場合、アップグレードを完了させるために追加の構成ステップを実行しなければなりません。
このセクションの内容: |
ライセンスキーをインストールする
アップグレードが完了すると、新しいライセンスキーをインストールするように要求される場合があります。これは、複雑なアップグレード(10.3.1 から 10.4.0 へのアップグレードのように、メジャーバージョン番号が変わるアップグレード)を実行するパーミッションを付与しない Plesk ライセンスキーで起こります。
既存のライセンスキーは、GUI を使用して手動でインストールすることも、コマンドラインインターフェースでリモートインストールすることもできます。後者の方法は、複数の Plesk インストールをアップグレードする場合に推奨されます。
新しいライセンスキーは、Odin オンラインストア([ツールと設定]>[ライセンス管理]>[新規キーを注文])で入手することができます。キーを購入すると、アクティベーションコードとライセンスキーファイルの添付されたアクティベーションメールが届きます。Plesk ライセンスキーをインストールするには、アクティベーションコードを入力するか、このメールに添付されたファイルをアップロードします。
アクティベーションコードを使用してライセンスキーをインストールするには:
- [ツールと設定]>[ライセンス管理]>[Plesk ライセンスキー]の順に選択し、[キーをインストール]をクリックします。
- メールに記載されているコードを[アクティベーションコードを入力]フィールドに入力して、[OK]をクリックします。
ライセンスキーファイルを使用してライセンスキーをインストールするには:
- [ツールと設定]>[ライセンス管理]>[Plesk ライセンスキー]の順に選択し、[キーをインストール]をクリックします。
- [ライセンスキーファイルをアップロード]を選択します。
- メールに記載されているキーファイルのパスを指定して、[OK]をクリックします。
コマンドラインインターフェースでライセンスキーをインストールするには:
Plesk のライセンスキーをインストールするには、license
ユーティリティを使用します。
license <--install|-i> <em><</em><em>キーファイルのパス | アクティベーションコード></em>
例:
Linux でキーファイルを使用する場合:
/usr/local/psa/bin/license -i /tmp/pp11.5key.xml
Linux でアクティベーションコードを使用する場合:
/usr/local/psa/bin/license -i AB1C23-4DEF56-7GHI89-JK1L23-MNP456
Windows でキーファイルを使用する場合:
"%plesk_dir%\bin\license.exe" -i "D:\keys\pp11.5key.xml"
Windows でアクティベーションコードを使用する場合:
"%plesk_dir%\bin\license.exe" -i AB1C23-4DEF56-7GHI89-JK1L23-MNP456
旧バージョンのリモート Plesk サーバへの Business Manager の接続を構成する
Plesk のセキュリティを強化するために、バージョン 11.0 から、Business Manager と接続先 Plesk とのインタラクションに利用されるプロトコルが変更されました。デフォルトで、このバージョンへのアップグレード後も、接続先 Plesk が 10.4 以前のバージョンであれば、Business Manager は引き続き変更前のプロトコルを使用します。このような Plesk サーバと Business Manager との接続を新しい改良されたプロトコルに切り替えるためには、以下で説明する追加の構成手順を実行する必要があります。
Business Manager 12.5 とリモート Plesk 10.4 以前との接続を復元するには:
- [ビジネスセットアップ]>[すべての設定]>[ホスティングパネル]に進みます。
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[Plesk グループ]でリモート Plesk を探します。この Plesk は、名前の近くに警告アイコン(
)が表示されています。[編集]をクリックします。
- 管理者のパスワードを再入力します。
- Business Manager の IP アドレス(Plesk が Business Manager との通信に使用する IP アドレス)を指定します。通常、このアドレスは、Business Manager サーバのローカルネットワーク内での IP アドレスです。ただし、Business Manager がファイアウォールまたは NAT ルータ経由でこの Plesk と通信する場合などでは、このアドレスは異なる可能性があります。
- [OK]をクリックします。