Cron タスクスケジューラ経由でのスクリプト実行(Linux ホスティング)

旧バージョンの Plesk では、cron によってタスクをスケジュールするパーミッションが付与されているがサーバシェルへのアクセスは許可されていないユーザでも、cron が稼働しているシェルでスクリプトを実行することができました。これにより、これらのユーザは、悪用されるとサーバに悪影響を与える可能性があるデータにもアクセスすることが可能でした。Plesk 10.1 以降、cron タスクの実行は、chroot シェル環境に自動的に制限されます。これは、Plesk 10.1 のクリーンインストール時や、他のプラットフォームまたは旧バージョンの Plesk からデータを移行した時に適用されるデフォルト設定です。10.0 を含む旧バージョンから Plesk 10.1 にアップグレードした場合、顧客が実行している可能性があるスケジュール済みタスクの実行を妨げることがないように、chroot シェルは自動的には選択されません。

顧客を信頼しており、非 chroot 環境でのスクリプトの実行を許可する場合は、コンソールで次のコマンドを実行して必要なシェルを選択することができます。

# /usr/local/psa/bin/server_pref -u -crontab-secure-shell "/bin/sh"

この設定を取り消し、システムが使用するデフォルトシェルに設定し直す場合は、コンソールで次のコマンドを実行します。

# /usr/local/psa/bin/server_pref -u -crontab-secure-shell ""