Plesk for Windows からのデータ移管の準備をする

Windows サーバ間でデータを自動的に移管できるのは、サーバ間に特定の接続が確立されている場合のみです。接続は、宛先サーバにインストールされた移行・移管マネージャとソースサーバの移行・移管エージェントユーティリティによって確立され、これらは同一に構成されている必要があります。

移行・移管エージェントとは、ソースサーバから宛先サーバにデータを移管するユーティリティです。サーバへの移行・移管エージェントのインストール方法は、「移行・移管エージェントをインストールする」セクションを参照してください。移行・移管エージェントのデフォルト設定がネットワーク構成(他の目的で既に使用しているデフォルトユーティリティのポートなど)と競合している場合、「ソースサーバで移行・移管エージェントを構成する」セクションに従って設定を変更することができます。移行・移管エージェントの設定を変更する場合、「宛先サーバで移行・移管マネージャを構成する」セクションに従って、関連する変更を移行・移管マネージャの構成に適用してください。

移行・移管エージェントでは、以下の設定がデフォルトで使用されています。

  • ポート - Plesk が移行・移管エージェントに接続するために使用するポート番号(デフォルトは 6489)。

    ポートを変更するときは、以下を考慮してください。

    • 1〜65535 の任意の番号を指定できます。
    • データの移行元であるサーバで未使用のポートでなければなりません。つまり、このポートは、両サーバ上の他のどのプログラムやサービスにも使用されていない必要があります。
    • ソースサーバのファイアウォールで許可されている必要があります。
  • チャネルタイプ - 移行・移管マネージャと移行・移管エージェントの間の通信プロトコル(デフォルトは HTTP です)。

    チャネルタイプを選択するときは、以下の特性を考慮してください。

    • TCP は HTTP よりパフォーマンスが優れています。
    • HTTP は、大部分のファイアウォールで許可されている HTTP プロトコルを使用するため、よりパブリックです。

注: 移行・移管マネージャと移行・移管エージェントの構成で、これらの接続パラメータを同じにしないと移行は失敗します。

このセクションの内容:

移行・移管エージェントをインストールする

ソースサーバで移行・移管エージェントを構成する

宛先サーバで移行・移管マネージャを構成する