Linux システムでのトラブルシューティング
宛先サーバへのデータファイルの転送が失敗した場合に、移行を完了するには:
- ソースサーバで、必要なディレクトリを探します。
デフォルトで、ディレクトリは
/usr/local/
に作成されます。 -
content-list.xml
ファイルを開き、どのようなファイルが作成されているかを確認します。 -
dump.xml
を含め、これらすべてのファイル宛先サーバに移動します。 - ウェブブラウザで、宛先の Plesk に管理者としてログインします。
- [ツールと設定]>[移行・移管マネージャ]([ツールとリソース]グループ内)に進み、[移行を新規開始]をクリックします。
- [移行・移管エージェントによって処理済みであり、ローカルホスト上にあるデータを移管する]オプションをオンにします。
- [移行データファイルの場所]ボックスに、ステップ 3 でデータを保存したディレクトリへのパスを入力します。
- [次へ]をクリックします。
Plesk へのデータのインポートが失敗した場合に、移行を完了するには:
- ウェブブラウザで、宛先の Plesk に管理者としてログインします。
- [ツールと設定]>[移行・移管マネージャ]([ツールとリソース]グループ内)に進み、[移行を新規開始]をクリックします。
- [移行・移管エージェントによって処理済みであり、ローカルホスト上にあるデータを移管する]オプションをオンにします。
-
[移行データファイルの場所]ボックスに、以前に一時ファイルの場所として指定したディレクトリのパスを入力します。
デフォルトでは「
/usr/local/psa/PMM/var/
」です。 - [次へ]をクリックします。
データファイルの作成が失敗した場合は、Linux/Unix 移行・移管エージェント(PleskX.pl
)を使用して、手動での作成を試みることができます。
コマンドラインを使用してデータファイルを手動で作成するには:
- Plesk 宛先サーバで以下のディレクトリを探し、そのすべてのコンテンツを、ソースサーバ上の 1 つのディレクトリにコピーします。
<Plesk インストールディレクトリ>
/PMM/Agents/PleskX/
<Plesk
インストールディレクトリ>
/PMM/Agents/shared/
. - ソースサーバで、
PleskX.pl
ユーティリティを適切なコマンドラインオプションを指定して実行します。- すべてのアカウントとドメインのコピーを作成するには:
# PleskX.pl -dump-all
- 特定のドメインのコピーを作成するには:
# PleskX.pl -dump-domains=<ドメイン名をコンマで区切ったリスト>
- 特定のユーザアカウントのコピーを作成するには:
# PleskX.pl -dump-resellers=<ソースの Plesk システムによって割り当てられたリセラー ID のコンマ区切りリスト>
または
# PleskX.pl -dump-clients=<ソースの Plesk システムによって割り当てられたクライアント ID のコンマ区切りリスト>
-
PleskX
ユーティリティでサポートされる追加コマンドラインオプションを表示するには、次のコマンドを実行します。# PleskX.pl --help
- すべてのアカウントとドメインのコピーを作成するには:
- このセクションの最初の手順に従って続行します。
競合が解決していない場合に、移行を完了するには:
コマンドラインバックアップおよび復元ユーティリティを使用してデータの移行を試みると、「Unable to resolve all conflicts
(すべての競合を解決できませんでした)
」というエラーで復元が失敗する場合があります。これは、宛先サーバで一部の設定またはサービスが構成されていないことにより、移行が不可能である場合に発生します。
例えば、ソースサーバのウェブサイトで PostgreSQL データベースを使用しているにも関わらず、宛先サーバに PostgreSQL データベースサーバがインストールされていないか、構成されていない場合があります。
未解決の競合については、/usr/local/psa/PMM/logs/migration-YYYY-MM-DD-hh-mm-nnn/conflict_description
ファイルに記述されたログで確認できます。ここで、YYYY-MM-DD-hh-mm
は移行または復元を実行した日時で、nnn
はランダムに生成された番号です。