契約とプランを同期化する

特定のプランに紐付けられている契約は、プランと同期されます。プランに変更を加えると、このプランに紐付けられているすべての契約に対し、変更が自動的に適用されます。これは、サービスにもアドオンプランにも当てはまることです。

プランにより、特定のリソースまたはサービスを変更する権限が契約者に付与される場合、このリソース/サービスの割り当ては同期されません。たとえば、契約によって DNS ゾーン管理の権限が与えられる場合、関連するサービスプランの DNS ゾーン設定は同期時に無視されます。

契約の状態

特定のプランに紐付けられている契約は、プランと同期されます。プランに変更を加えると、このプランに紐付けられているすべての契約に対し、変更が自動的に適用されます。これは、あらゆる種類のプラン(サービスプラン、そのアドオン、リセラープラン)に該当します。

Plesk の契約は、以下のような状態であれば、デフォルトの契約状態(アクティブでサービスプランと同期されている)から逸脱していてもかまいません。

  • ロック済みの状態は、同期がロックされていることを意味し、契約は関連プランの同期化から除外されます。

    関連サービスプランのパラメータを変更せずに契約のパラメータを変更すると、契約はロックされます。ロックによってカスタマイズ内容が保護され、将来的にプランを変更しても上書きされず、すべての契約は同期されます。

  • 非同期」状態は、関連するプランで提供される一部のサービスやリソースを、実際にはこの契約で提供できないことを意味します。
  • 一時停止済み」状態は、契約とサービスプランの同期とは関係ありませんが、ウェブサイトの動作に影響します。Plesk の契約は、有効期限が過ぎると自動的に一時停止されます。さらに、契約を手動で一時停止することもできます。

注: プランにおいて、特定のリソースやサービスを変更する権限が契約者に付与されている場合、これらのリソース/サービスの割り当ては同期中に無視されます。例えば、プランに PHP 設定の管理権限が含まれており、ある顧客が一部の PHP 設定を変更した場合、この契約の PHP 設定の値はプランに設定された値と変わりますが、契約とプランとの同期状態は維持されます。

非同期の契約

Plesk では、サービスプランで提供されるサービスやリソースがシステム上で実際に使用可能かどうかはチェックされません。例えば、サーバに Miva がインストールされていなくても、プランの作成時に Miva の提供を選択でき、エラーや警告メッセージは表示されません。

プランに定義されているリソースやサービスを Plesk でプロビジョニングできない場合、契約は自動的に「非同期」とマーキングされます。これは以下の場合に発生することがあります。

  • 契約を作成した。
  • 関連プランのプロパティを変更した。
  • アドオンプランを契約に追加または削除した。

契約のリソースまたはサービスのうち、プランと同期されていないものを確認するには:

  1. [契約]に移動して、同期されていない契約名をクリックします。
  2. [同期]をクリックします。

    契約と関連プランの同期が再試行され、同期に失敗すると、競合しているプロパティが表示されます。

    競合レポートは忘れずに書き留めてください。影響を受けるプロパティと、プランの値および使用可能な値をメモしておきます。

    このページで[OK]をクリックすると、使用可能な値にしたがって契約が設定されます。[キャンセル]をクリックすると変更は一切行われません。

特定さえできれば、問題を解決できます。以下の 2 つの方法があります。

  1. プランをシステムの機能に合わせて調整する。
  2. システムを、プランで提供するリソースとサービスを提供できるように調整する。

システムに合わせてプランのプロパティを変更するには:

  1. [サービスプラン]> <プラン名> に移動します。
  2. 必要な設定を、使用可能な値に変更します(上記参照)。
  3. [更新して同期]をクリックします。

    契約が自動的に同期されます。

システムを調整するには:

サービスプロバイダまでご相談ください。