Plesk をアップグレードした後で

アップグレード後のセットアップには、次のステップがあります。


このセクションの内容:

ライセンスキーをインストールする

旧バージョンのリモート Plesk サーバへの Business Manager の接続を構成する

 

ライセンスキーをインストールする

アップグレードが完了すると、新しいライセンスキーをインストールするように要求される場合があります。これは、複雑なアップグレード(10.3.1 から 10.4.0 へのアップグレードのように、メジャーバージョン番号が変わるアップグレード)を実行するパーミッションを付与しない Plesk ライセンスキーで起こります。

既存のライセンスキーは、GUI を使用して手動でインストールすることも、コマンドラインインターフェースでリモートインストールすることもできます。後者の方法は、複数の Plesk インストールをアップグレードする場合に推奨されます。

新しいライセンスキーは、Odin オンラインストア([ツールと設定]>[ライセンス管理]>[新規キーを注文])で入手することができます。キーを購入すると、アクティベーションコードとライセンスキーファイルの添付されたアクティベーションメールが届きます。Plesk ライセンスキーをインストールするには、アクティベーションコードを入力するか、このメールに添付されたファイルをアップロードします。

アクティベーションコードを使用してライセンスキーをインストールするには:

  1. [ツールと設定]>[ライセンス管理]>[Plesk ライセンスキー]の順に選択し、[キーをインストール]をクリックします。
  2. メールに記載されているコードを[アクティベーションコードを入力]フィールドに入力して、[OK]をクリックします。

ライセンスキーファイルを使用してライセンスキーをインストールするには:

  1. [ツールと設定]>[ライセンス管理]>[Plesk ライセンスキー]の順に選択し、[キーをインストール]をクリックします。
  2. [ライセンスキーファイルをアップロード]を選択します。
  3. メールに記載されているキーファイルのパスを指定して、[OK]をクリックします。

コマンドラインインターフェースでライセンスキーをインストールするには:

Plesk のライセンスキーをインストールするには、license ユーティリティを使用します。

license <--install|-i> <キーファイルのパス | アクティベーションコード>

例:

Linux でキーファイルを使用する場合:

/usr/local/psa/bin/license -i /tmp/pp11.5key.xml

Linux でアクティベーションコードを使用する場合:

/usr/local/psa/bin/license -i AB1C23-4DEF56-7GHI89-JK1L23-MNP456

Windows でキーファイルを使用する場合:

"%plesk_dir%\bin\license.exe" -i "D:\keys\pp11.5key.xml"

Windows でアクティベーションコードを使用する場合:

"%plesk_dir%\bin\license.exe" -i AB1C23-4DEF56-7GHI89-JK1L23-MNP456

 

旧バージョンのリモート Plesk サーバへの Business Manager の接続を構成する

Plesk のセキュリティを強化するために、バージョン 11.0 から、Business Manager と接続先 Plesk とのインタラクションに利用されるプロトコルが変更されました。デフォルトで、このバージョンへのアップグレード後も、接続先 Plesk が 10.4 以前のバージョンであれば、Business Manager は引き続き変更前のプロトコルを使用します。このような Plesk サーバと Business Manager との接続を新しい改良されたプロトコルに切り替えるためには、以下で説明する追加の構成手順を実行する必要があります。

Business Manager 12.5 とリモート Plesk 10.4 以前との接続を復元するには:

  1. [ビジネスセットアップ]>[すべての設定]>[ホスティングパネル]に進みます。
  2. [Plesk グループ]でリモート Plesk を探します。この Plesk は、名前の近くに警告アイコン(warning_icon)が表示されています。[編集]をクリックします。
  3. 管理者のパスワードを再入力します。
  4. Business Manager の IP アドレス(Plesk が Business Manager との通信に使用する IP アドレス)を指定します。通常、このアドレスは、Business Manager サーバのローカルネットワーク内での IP アドレスです。ただし、Business Manager がファイアウォールまたは NAT ルータ経由でこの Plesk と通信する場合などでは、このアドレスは異なる可能性があります。
  5. [OK]をクリックします。