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ホスティングパッケージにドメイン名(ウェブサイト)が 1 つ以上含まれている場合、ドメインをサーバに簡単に追加できます。セカンドレベルドメイン名を使用する新しいドメイン(example.com など)の追加を開始する前に、このドメイン名が登録されていることを確認してください。お使いのホスティング事業者がドメイン名登録サービスを提供していれば、以下の手順に従って顧客パネルから登録することができます。ホスティング事業者が提供していない場合は、ドメイン名を別のドメイン名登録機関に登録する必要があります。

Plesk を使用して、以下のようなサイト構成をセットアップできます。

  • セカンドレベルドメイン名を使用するウェブサイト。ウェブサイトでは以下のようなサービスを使用できます。
    • 一意のインターネットアドレス(ドメイン名)(例: example.com
    • 追加ドメイン名(ドメインエイリアス)
    • サブドメイン - サイトの一部。メインサイトに追加され、覚えやすいアドレス(例:mail.example.com)でアクセス可能です。
    • サイトコンテンツのコラボレーションに用いる個別 FTP アカウント。FTP アカウントごとに、アクセス可能にするディレクトリを指定できます。
    • Presence Builder によるコンテンツの作成
    • 簡単に実装できるアプリケーション(コンテンツ管理システム、フォトギャラリー、ショッピングカート、ブログプラットフォームなど)
    • SSL/TLS プロトコルによるセキュアなデータ交換 他のユーザやサイトと共用しない専用の IP アドレスでサイトをホスティングする必要があります。
    • メールボックスおよびメーリングリスト
    • サイト訪問者統計の閲覧
  • サードレベルドメイン名(サブドメイン)を使用するウェブサイトまたはその一部。一般には、既存のサイトの一部分であり、インターネットアドレスはドットで区切られた 3 つの部分から成ります。サブドメインでは以下のようなサービスを使用できます。
    • メインサイトから独立したドキュメントルート。ドキュメントルートとは、サイトのウェブページを格納するサーバ上の 1 ディレクトリです。
    • コンテンツ管理への FTP アクセス
    • Presence Builder によるコンテンツの作成
    • 簡単に実装できるアプリケーション
    • SSL/TLS プロトコルによるセキュアなデータ交換
    • サイト訪問者統計の閲覧

ドメインを追加する

セカンドレベルドメイン名で新しいウェブサイトをホストするには:

  1. [ウェブサイトとドメイン]で、[ドメインを追加]をクリックし、画面の指示に従います。

    注釈: Plesk のエディションに応じて、[ドメインを追加]画面で指定できる情報は異なります。

    image 76850

    注釈: 推奨オプションを選択する場合、関連する DNS 設定およびドメイン名をレジストラ側のドメイン名と紐付ける必要があります。これには、レジストラの各 NS レコードに Plesk ネームサーバの IP アドレスを入力します。IP アドレスの確認方法は以下のとおりです。[ウェブサイトとドメイン] > ドメイン名を選択 > [DNS 設定]に進み、NS レコードを探して、この NS レコードの値に対応する A レコードを探します。

    たとえば、NS レコードが

    example.com. NS ns.example.com*,
    

    ns.example.com の A レコードを探します。

    ns.example.com. A 192.0.2.12
    

    この結果から、Plesk ネームサーバの IP アドレスは 192.0.2.12 であることがわかります。

  2. [OK]をクリックします。

    新しいドメイン名が画面の一番下に表示されるようになります。

  3. ホスティング設定の変更が許可されているアカウントの場合、新しいウェブサイトのドメイン名をクリックすると、ホスティング設定を表示・変更できます。手順は、「ホスティング設定を変更する」セクションを参照してください。

これで、Presence Builder でウェブサイトの作成を開始したり、新しいウェブサイトの契約にウェブコンテンツをアップロードできるようになります。手順については、「ウェブサイトコンテンツ」セクションを参照してください。

ドメイン表示モードを選択する

[ウェブサイトとドメイン]画面は、選択したドメイン表示モードによってレイアウト、表示されるコントロール、UX 全体が異なります。

  • 最もお勧めなのは、他の 2 つの表示モードの良さを組み合わせた動的リストです。大量のドメインを簡潔なレイアウトにまとめ、展開可能なリストに利用可能なコントロールをすべて収めています。動的リストは、ドメイン用ファビコンが表示される唯一のモードでもあります。
  • アクティブリストモードは、ドメインがいくつかあり、利用可能なコントロールをすべて利用したい場合に最適です。
  • クラシックリストモードは、ドメインが大量にある場合に便利です(100 件以上)。ただし、必要なすべてのコントロールが表示される訳ではありません。

image views

表示モードを選択するには、[ウェブサイトとドメイン]image wrench アイコンをクリックし、必要なモードを選びます。

ドメイン用ファビコンを追加する

ドメイン用ファビコンとは、Plesk を動的リストビューにしている場合にドメイン名の横に表示される小さい画像です。ファビコンは次のような画面に表示されます。

  • (パワーユーザビューの場合)[ウェブサイトとドメイン]
  • (サービスプロバイダビューの場合)[ドメイン]および[契約]

ドメインを作成すると、ドメイン名の最初の 2 文字に基づいてデフォルトのファビコンが生成され、表示されます。

image default favicon

ただし、独自のファビコンを追加することもできます。たとえば、ブラウザタブに表示されるウェブサイトのファビコンと同じものにします。メインのファビコンに独自のものを使用することで、次のことが可能になります。

  • 必要なウェブサイトを探しやすくなる。
  • ドメインとドメインを見分ける。

動的リストのドメイン用ファビコンを追加するには:

  1. ファビコンとして使用する PNG、SVG、または ICO 画像を選択します。

  2. ファビコンの画像に、次のいずれかの名前を付けます。

    • favicon.svg
    • favicon-32x32.png
    • favicon.png
    • favicon-16x16.png
    • apple-touch-icon.png
    • favicon.ico
  3. ファイルマネージャを使用して、次のいずれかのウェブサイトディレクトリに画像をアップロードします。

    • ドキュメントルートディレクトリ:デフォルトでは httpdocs(カスタムドキュメントルートを設定している場合を除く)
    • ドキュメントルートディレクトリの /images
    • ドキュメントルートディレクトリの /assets/images

    image favicon location

    注釈: 上記のいずれかのディレクトリにファビコンをアップロードすることが重要です。独自のファビコンを表示するために、Plesk は正確に一致するファイル名をディレクトリで非再帰的に検索します。 /images/favicon ディレクトリに favicon.svg ファイルをアップロードしても、Plesk は画像を見つけられません。これは、/images/favicon が、必要なディレクトリのサブディレクトリであるためです。

独自のファビコン画像がアップロードされました。Plesk でファビコンを表示するには、しばらく待つか Plesk ページを更新します。

image custom favicon

注釈: ウェブサイトを WordPress で実行している場合、Favicon by RealFaviconGenerator プラグインを使用して、ウェブサイトとドメインのファビコンを同時に作成できます。Plesk はこのプラグインで作成されたウェブサイト用ファビコンを検知して、動的リストビューでドメインにファビコンを自動で設定します。

Plesk がファビコンを検知できるように、ファビコンの画像に正しい名前を付け、上の手順で説明したとおりの指定ディレクトリに画像を置くようにしてください。ただし、panel.ini ファイルを使用すると、ファビコンに独自の場所と名前を設定することができます。

動的リストのドメイン用ファビコンに独自の場所を設定するには:

  1. "panel.ini" ファイルを編集用に開きます。 ファイルの場所は以下のとおりです。

    • (Plesk for Linux) /usr/local/psa/admin/conf/panel.ini
    • (Plesk for Windows) %plesk_dir%admin\conf\panel.ini

    Panel.ini Editor 拡張を使用すると、Plesk インターフェースでもファイルを編集できます。

  2. 以下のパターンの行を追加して、ファイルを保存します。

    [domainManagement]
    favicons.customPaths[] = path/to/custom_favicon_name.ico
    

ファビコンに独自の場所を設定すると、Favicon by RealFaviconGenerator プラグインで生成されたファビコンは機能を停止します。復活させるには、Favicon by RealFaviconGenerator 用にデフォルトのカスタムパスを追加する必要があります。

[domainManagement]
favicons.customPaths[] = path/to/custom_favicon_name.ico ; your custom path added earlier
favicons.customPaths[] = /wp-content/uploads/fbrfg/favicon.ico ; default custom path for Favicon by RealFaviconGenerator

(独自のものかデフォルトかを問わず)ドメイン用ファビコンを動的リストビューに表示させたくない場合、ファビコンを無効にできます。

動的リストのドメイン用ファビコンを無効にするには:

  1. "panel.ini" ファイルを編集用に開きます。 ファイルの場所は以下のとおりです。

    • (Plesk for Linux) /usr/local/psa/admin/conf/panel.ini
    • (Plesk for Windows) %plesk_dir%admin\conf\panel.ini

    Panel.ini Editor 拡張を使用すると、Plesk インターフェースでもファイルを編集できます。

  2. 以下の行を追加してファイルを保存します。

    [domainManagement]
    favicons.enabled = false
    

ドメインを移動する

移動可能なもの:

  • アドオンドメイン(契約の最初のドメインを作成した後で作成したドメイン)。新しい契約にアドオンドメインを移動させると、新しい契約のメインドメインになります。
  • 既存の契約のメインドメイン(契約の最初のドメイン)。既存の契約にメインドメインを移動させると、この契約のアドオンドメインとなり、移動前の契約は削除されます。

移動されるドメインと契約には、顧客とリセラーに属するものも含まれます。

既存の契約にアドオンドメインを移動させると、次のことができます。

  • 顧客とリセラーの間でドメインを移管する。
  • 旧バージョンの Plesk や他のホスティングパネルからの移行後にドメインを適切に割り当てる。
  • 本番ウェブサイトとは別にステージングウェブサイトを維持し、開発環境から本番環境にウェブサイトを移動させる。
  • 誤って作成してしまったドメインを適切な契約に移動させる。
  • 契約のリソースをより効率的に使用する。

アドオンドメインを新しい契約に移動させると、次の場合に便利です。

  • 複数のドメインがある契約を分割し、そのいずれかのドメインを販売したい。
  • 契約のリソース上限が迫っている。
  • セキュリティが侵害されたドメインを隔離する必要がある。

メインドメインを既存の契約に移動させることで、複数の契約を 1 つにまとめて以下のことが可能になります。

  • リソースを効率的に使用する。
  • 複数の契約ではなく 1 つだけ管理する。
  • 移行時に、複数の契約に分散しているドメインを整理する。

ドメインは、コンテンツ、構成ファイル、ログファイル、PHP 設定、APS アプリケーション、サブドメインとドメインエイリアス(もしあれば)とともに別の契約へ移動されます。

注釈: ドメインの移動先の契約には、十分なリソースが必要です(ウェブサイト、サブドメイン、ドメインエイリアス、またはメール名)。

ドメインを既存の契約か新しい契約に移動させるには:

  1. [ウェブサイトとドメイン]で、移動させるドメインを見つけて[ドメインを移動]をクリックします。

    image move

  2. ドメインの移動先を選びます。

    • 既存の契約に移動させるには、利用可能な契約を選択して[移動]をクリックします。
    • 新しい契約に移動させるには、[新規契約を作成]オプションを選択し、(該当フィールドに)システムユーザ名とパスワードを指定して、[移動]をクリックします。

移動が終了したら、選択した契約にドメインが割り当てられます。

既知の問題と制約事項

ドメインの移動には複数の問題と制約があります。その大部分はすべての移動(アドオンドメインとメインドメイン)に当てはまりますが、それ以外はアドオンドメインの移動またはメインドメインの移動にのみ当てはまります。

すべての移動

  • ドメインはホスティングのない契約には移動できません。

  • アドオンドメインを新しい契約に移動させるか、メインドメインを既存の契約に移動させることができるのは、以下のユーザのみです。

    • Plesk 管理者
    • [サーバ管理パネルでの契約作成と顧客パネルでのドメイン作成]パーミッションが付与されたリセラー
  • 移動先の契約が所有するものと同じドキュメントルートを使用するドメインが既にある場合、ドメインを移動させることはできません。ドメインを移動させるには、(ホスティング設定で)[ドキュメントルート]の値を変更します。

  • メールサービス付きのドメインをメールサービスのない契約に移動することはできません。

  • カスタムの追加 Apache ディレクティブまたは nginx ディレクティブを持つドメインを別の契約に移動すると、これらのディレクティブは保持されますが、レビューが必要です。

  • 以下の両方が含まれるドメインを移動する場合:

    • ウェブアプリケーション(WordPress、Joomla! など)がインストールされている。
    • Plesk の追加ユーザがアプリケーションの管理者に設定されている。

    追加ユーザはアプリケーションへのアクセス権を失います。アプリケーションの管理者のログイン名とパスワードが変更されます(アプリケーションの設定で確認できます)。

  • メールユーザのいるドメインを別の所有者に属する契約に移動すると、このメールユーザからメールアドレスが切り離されます。

  • 異なる PHP 設定を持つ契約にドメインを移動させると、移動先の契約がロックされます。

アドオンドメインを移動させる

  • 以下のものは移動できません:
    • 親ドメインのないサブドメイン
    • 親ドメインのないドメインエイリアス
  • ウェブアプリケーション(WordPress、Joomla! など)がインストールされたドメインを移動させても、そのアプリケーションのデータベースは自動的に移動しません。ウェブサイトに影響はありませんが、ドメインが新たに割り当てられた契約にデータベースを手動で移動させることもできます。

メインドメインを移動させる

  • 以下のものは移動できません:
    • サブドメインにアドオンドメインがあるメインドメイン(契約の作成時に作成されたドメイン)
    • ウェブユーザがあるメインドメイン
  • ウェブアプリケーション(WordPress、Joomla! など)がインストールされたメインドメインを移動させると、そのアプリケーションのデータベースとデータベースユーザが自動的に移動します。
  • スケジュール済みバックアップタスクが有効になっているメインドメインを移動させると、そのバックアップタスクはオフになります。
  • メインドメインを移動させると、ドメインにセットアップされた匿名 FTP アクセスがオフになります。
  • 追加ユーザがあるメインドメインを移動させると、そのユーザはソースの契約からデタッチされ、ターゲットの契約に移動します。
  • スケジュール済みタスクがあるメインドメインを移動させると、そのタスクはターゲットの契約に移動します。
  • 追加 FTP ユーザがあるメインドメインを移動させると、そのユーザはターゲットの契約に移動し、ホームパスが保持されます。

ドメインを削除する

Plesk からドメインを削除すると、該当するサイトに関連するすべてのデータがサーバから削除されます。

注釈: 契約のメインドメイン、つまりアカウントに対して最初に作成されたドメイン名(デフォルトドメイン)は削除できませんが、名前を変更することは可能です。

ドメインを削除するには:

  1. [ウェブサイトとドメイン]に進み、削除するドメインまたはサブドメインの名前をクリックします。
  2. [ウェブサイトを削除]または[サブドメインを削除]をクリックします。
  3. 削除を確認して[OK]をクリックします。

注釈: 顧客パネルでドメイン名を削除しても、これらのドメイン名の登録をキャンセルしたことにはなりません。これらのドメイン名が登録されていれば、今後もウェブサイト用に使用することができます。