注釈: Watchdog は Plesk for Linux でのみ使用でき、Red Hat Enterprise Linux 9、AlmaLinux 9、Debian 11、Ubuntu 20.04 以降には対応していません。

まず、[拡張] > [自分の拡張]で、Plesk に Watchdog がインストールされていることを確認します。未インストールの場合、Watchdog システム監視コンポーネントをインストールします ([Plesk extensions]の下にあります)。

これをインストールした後で、すべての Watchdog サービスで共通の設定を構成してから、必要なタイプのサービスをオンにしてください。

すべてのサービスで共通の Watchdog 設定を構成するには:

  1. [拡張] > [Watchdog]に移動します。Plesk サービスのリストが表示されます。
  2. [Preferences(プリファレンス)]タブに進みます。
  3. 以下の設定を指定します。
    • Automatically refresh pages(ページを自動的に再表示):このオプションをオンにすると、画面に表示された情報がポーリング時に自動更新されます。
    • Monitor all services started by administrator(管理者が開始した全サービスの監視):このオプションをオンにすると、管理者が開始した Plesk サービスをすべて監視することができます新しいシステムサービスをインストールすると、コンポーネントがこのサービスの監視を自動的に開始します。一部の Plesk サービスをシャットダウンする予定があり、拡張でこうしたサービスを自動的にオンにしたりアラートメッセージを出力させたりしたくない場合は、このチェックボックスをオフにしてください。
    • Polling interval(ポーリング間隔):サービスステータスを照会する間隔を秒単位で指定します。
    • Store resource usage statistics(リソース使用量統計の保存):指定した期間にわたって、CPU および RAM の使用量レポートを保存するには、このオプションをオンにしておきます。
    • Repeat security scan(セキュリティスキャンを繰り返す):Watchdog が不正コードを検出するためにサーバをスキャンする間隔を指定します。
    • Send reports(レポートの送信):CPU および RAM の負荷、監視対象サービス、ディスクスペースパーティション、セキュリティスキャンの結果についての総合レポートを Watchdog が送信する間隔を指定します。
    • Send e-mail to(メールの送信先):Watchdog からのアラートとレポートを受信するメールアドレスを指定します。デフォルトでは、Plesk 管理者のメールアドレスが使用されます。
    • Sender's e-mail address(送信者のメールアドレス):レポートおよびアラートを送信する役割を持つメールアドレスです。デフォルトのメールアドレスは watchdog@your-host-name です。
    • SMTP server for sending alerts(アラートを送信する SMTP サーバ): アラートメッセージの送信に使用するローカルまたはリモート SMTP サーバを指定します。複数のホスト名または IP アドレスを指定するには、コンマで区切ります。使用しているサーバの SMTP サービスを使用するには、localhost エントリを残します。Plesk サーバで SMTP サービスが実行されていないと、Watchdog からアラームを送信できないため、他のリモートメールサーバを必ず指定してください。
  4. [適用する]をクリックして設定を送信します。

これで一般設定の指定が完了しました。これで、必要に応じて Watchdog サービスをさらにカスタマイズし、実行することができます。システムサービスやディスクスペース使用量を監視するには、あらかじめ調整が必要です。ただし、定期的なセキュリティスキャンは追加設定なしでも実行できるため、一般設定が完了するとすぐに起動します。セキュリティスキャンはデフォルトで、指定期間の開始日の午前 2 時(現地時間)に開始されます。

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