Plesk では、バックアップについて次の指標を確認できます。

  • バックアップの作成と復元の個別オペレーション(空きスペースのチェック、バックアップ、バックアップの検証など)
  • 各オペレーションの絶対時間と相対時間を表示したオペレーションツリー
  • 最長オペレーション
  • アーカイブの圧縮と展開のスピード
  • バックアップとリモートリポジトリとの間の転送スピード

これらのデータは、バックアッププロセスのボトルネックを特定するのに役立ちます。

注釈: バックアップの作成後または復元後、または作成中や復元中にその場で、バックアップの指標を確認できます。

バックアップテレメトリを表示するには:

  1. 拡張カタログから、Backup Telemetry 拡張をインストールします

  2. バックアップマネージャを開きます。

    • サーバのバックアップの場合、[ツールと設定]([ツールとリソース]の下)> [バックアップマネージャ]の順に選択します。
    • 契約のバックアップの場合、[ウェブサイトとドメイン]> ドメイン > [バックアップと復元]の順に選択します。
  3. 表示したい指標に応じて(バックアップの作成または復元)、別の方法でバックアップテレメトリにアクセスします。

    • バックアップの作成の指標を確認するには、既存のバックアップまたは現在作成中のバックアップに対応する image backup telemetry icon アイコンをクリックします。

    • バックアップの復元の指標を確認するには、バックアップの復元を開始してから、[Open telemetry](テレメトリを開く)リンクをクリックします。

      image backup telemetry restore

バックアップテレメトリは 3 つのタブに表示されます。

  • [Operation tree](オペレーションツリー)タブには、各オペレーションの所要時間が絶対時間と相対時間で表示されます。リンクとして表示されている場合は、オペレーションの詳細までドリルダウンすることができます。オペレーションツリーで 1 つ上のレベルに移動するには、image backup telemetry up icon アイコンをクリックします。
  • [Operation statistics](オペレーション統計)には、合計実行時間の中でのオペレーションのリストが表示されます。合計実行時間は、オペレーションの実行時間に実行回数を掛けて算出されます。
  • [Performance](パフォーマンス)タブには、圧縮とアップロードの速度(バックアップの場合)および解凍とダウンロードの速度(バックアップの復元の場合)のグラフが表示されます。

バックアップテレメトリのデータファイル

Plesk は、バックアップとバックアップの復元ごとに個別にテレメトリデータを profile.log ファイルに保存します。profile.log ファイルの場所は以下のとおりです。

バックアップの場合:

  • (Plesk for Linux) /var/log/plesk/PMM/backup-<creation-date>/profile.log
  • (Plesk for Windows) %plesk_dir%PMM\logs\backup-<creation-date>\profile.log

バックアップの復元の場合:

  • (Plesk for Linux) /var/log/plesk/PMM/restore-<restoration-date>/profile.log
  • (Plesk for Windows) %plesk_dir%PMM\logs\restore-<restoration-date>\profile.log

さらに、Plesk はバックアップの profile.log ファイルのコピーをローカルストレージに保存します。たとえば、サーババックアップの profile.log ファイルのコピーは、DUMP_D%/.discovered/backup_info_<creation-date>/profile.log に保存されます。

注釈: profile.log ファイルのコピーが保存されるのは、ローカルバックアップのみです。現時点では、リモートバックアップにはテレメトリデータファイルが保存されません。