概要: このトピックでは、Oracle VirtualBox の QCOW2 イメージから Plesk をデプロイする方法を説明します。

Ubuntu 22 で実行する Plesk を例にとりますが、CentOS 7 で実行する Plesk も同じ方法でデプロイできます。

始める前に

Plesk をデプロイする前に、以下を行います。

  1. コンピュータに VirtualBox を`ダウンロード <https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads>`__ してインストールします。
  2. https://autoinstall.plesk.com/images/ から plesk-ubuntu-latest.qcow2 イメージをダウンロードします。
  3. QCOW2 イメージを VMDK フォーマットに変換します。

変換された QCOW2 イメージを使用して Plesk をデプロイする

VMDK フォーマットに変換された QCOW2 イメージを使用して VirtualBox に Plesk をデプロイするには、仮想サーバを作成します。その方法は以下のとおりです。

  1. VirtualBox で New アイコンをクリックします。

    image QCOW2_VB_Create_VM_Button

  2. [Create Virtual Machine](仮想マシンの作成)ウィンドウで、仮想マシンの名前とオペレーティングシステム、RAM サイズを指定します。

    image QCOW2_VB_Create_VM_Configure_parameters

    RAM 要件についての詳細は、ハードウェア要件 を参照してください。

  3. [Use an existing virtual hard disk file](既存の仮想ハードディスクファイルを使用する)を選択して、QCOW2_VB_Use_Existing_VDF_Icon アイコンをクリックします。

  4. [Hard Disk Selector](ハードディスクの選択)ウィンドウで[Add](追加)をクリックします。

    image QCOW2_VB_Create_VM_Configure_hard_disk

  5. ダウンロードして VMDK フォーマットに変換した QCOW2 イメージを選択してから、[Choose](選択)をクリックします。

  6. [Create](作成)をクリックします。

  7. [Start](開始)をクリックして、作成した仮想マシンをオンにします。

    image QCOW2_VB_Run_VM_Power_On_VM

  8. [Ubuntu]を選択して Enter を押します。

    image QCOW2_VB_Run_VM_Select_OS

オペレーティングシステムと Plesk がデプロイされるまで待ちます。

作成された仮想マシンにログインする

変換された QCOW2 イメージから作成された Plesk の仮想マシンには、SSH パスワードが事前設定されていません。仮想マシンにログインするには 2 つの方法があります。

  • リカバリモードで起動して、root パスワードを設定する。Plesk の仮想マシンを作成するごとにこの作業を行う必要があります。
  • Plesk QCOW2 イメージに付属する "cloud-init" ユーティリティを使用してサーバを事前設定し、root パスワードを設定する。たとえば "NoCloud" データソースを使用して ISO イメージを作成したり、user-data ファイルが含まれる仮想ハードドライブを作成したりできます。この ISO イメージまたは仮想ハードドライブを仮想マシンに接続してから、仮想マシンを起動します。次に、cloud-init ユーティリティで SSH ユーザを設定して、ログインできるようにします。その後は、作成する仮想マシンごとにこの ISO イメージまたは仮想ハードドライブを使用できるようになります。