Plesk の GUI からロゴ画像、その URL、ブラウザのタイトルバーのテキストをカスタマイズできるほか、Plesk Onyx では、カスタムテーマを使用して Plesk の外観やブランディングを変更することもできます。

*Plesk テーマ*とは、Plesk ユーザインターフェースの外観を制御する CSS スタイルと画像一式を揃えたセットです。テーマは変更できませんが、テーマのスタイルや画像を再定義することで(物理的に置き換えることなく)Plesk の外観をカスタマイズできるため、簡単に変更を元に戻すことができます。

スタイルと画像が再定義されたテーマを「カスタムテーマ」と呼びます。

カスタムテーマの作成のために、「デフォルトテーマパッケージ」が提供されています。このパッケージには、すべてのスタイルと画像が含まれる訳ではありません。たとえば、デフォルトテーマパッケージは初期状態では CSS ファイルが空になっており、これにスタイル定義を追加できます。変更が可能なのは、色、背景、フォントなどの装飾的な要素に影響を与えるスタイルだけです。もちろん、レイアウトを再定義するようなスタイルも追加できますが、Plesk の一部エリアが機能しなくなる可能性があるため、お勧めしません。

Plesk でのカスタムテーマの作成や適用は、サーバ管理者とリセラーが実行でき、1 つのサーバ管理者/リセラーアカウントごとにテーマを 1 つ作成できます。サーバ管理者が Plesk の外観に変更を加えると、すべての Plesk ユーザにこれが反映されます。リセラーが加えた変更は、リセラーとその顧客にのみ適用されます。

カスタムテーマを準備して適用するには:

  1. 作成するカスタムテーマのベースとして使用できるファイルを取得します。これには、サーバに SSH 接続(Linux の場合)またはリモートデスクトップ接続(Windows の場合)してから、コマンドラインユーティリティ branding_theme を実行します。(Windows では、branding_theme.exe としても使用できます。)詳しくは、「Plesk からテーマパッケージを入手する」を参照してください。

    注釈: Plesk にリセラーとしてアクセスしており、SSH またはリモートデスクトップ経由でサーバにアクセスする管理者権限がない場合は、ホスティング事業者までパッケージの取得についてご相談ください。

  2. アーカイブをダウンロードして展開し、必要に応じて含まれるファイルに変更を加えます。たとえばスタイルを追加したり、グラフィックファイルを独自のものに置き換えます。ディレクトリ構造は変更しないでください。詳しくは、「ファイルに変更を加える」を参照してください。

  3. 変更したテーマが含まれるディレクトリを ZIP アーカイブに圧縮します。アーカイブファイルをサーバにアップロードし、コマンドラインユーティリティ branding_theme を使用してカスタムテーマを適用します。詳しくは、「Plesk にテーマをインストールする」を参照してください。

注釈: カスタムテーマは、Plesk から一旦ログアウトして再度ログインすると適用されます。

デフォルトの Plesk スタイルと画像に戻したい場合、カスタムテーマを削除します。詳しくは、「Plesk からテーマを削除する」を参照してください。

branding_theme ユーティリティのすべてのコマンドとオプションの説明は、『 CLI Guide for Linux 』または『 CLI Guide for Windows 』を参照してください。