増分バックアップとは

Plesk は以下の 2 種類のバックアップをサポートします。

  • フル: バックアップを作成するたびに、データの最終更新日時を問わずすべてのデータがバックアップに含まれます。
  • 増分: 増分バックアップには、前回のバックアップ時点以降に変更されたデータのみが含まれます。

増分バックアップを使用すると、バックアップの処理時間、CPU 負荷、およびバックアップファイルが占有するディスク容量を大幅に抑えることができるため、バックアップのパフォーマンスが向上します。

Plesk は、増分バックアップに以下のデータを含めます。

  • 前回のバックアップ(フルまたは増分)以降に変更されたウェブホスティングデータ
  • 前回のバックアップ(フルまたは増分)以降に変更されたメールデータ
  • データベースデータのフルバックアップ。

増分バックアップには、ある契約で作成されたファイル全体が含まれます。Plesk は、ファイル全体に基づいてデータが変更されたかどうかを判断します。これには、バックアップ作成時に各バックアップに対して作成される 索引ファイル が使用されます。この索引ファイルには、契約に存在するすべてのファイルが、サイズ、変更日、パーミッション、所有者などの情報とともに記述されます。フルバックアップの場合はすべてのファイルが記述されますが、増分バックアップの場合は変更されたファイルのみが記述されます。ここに記述されたファイルが、バックアップ対象になります。

Plesk が特定のファイルをバックアップに含めるか否かを判断する基準:

  • 当該ファイルが、以前のバックアップ(フルおよび増分)の索引ファイルに記述されていない
  • 当該ファイルのサイズや変更時間が、前回バックアップでの索引ファイルに記述された情報と異なる
  • 当該ファイルのパーミッションまたは所有者が異なる

増分バックアップを作成するには

バックアップを作成するには、(サーバ、ユーザアカウント、契約の) [バックアップマネージャ] ページにアクセスし、 [バックアップ] ボタンをクリックします。バックアップのタイプを フル または 増分 から選択できます。初めてデータをバックアップするときは、どのバックアップタイプを選択しても、常に フルバックアップ となります。その後、 増分 タイプでバックアップを作成すると、前回のバックアップ保存後に変更されたウェブホスティングデータとメールデータのみが保存されます。その結果、フルバックアップが 1 つと、一連の増分バックアップが複数存在することになります。

増分バックアップには、 [バックアップマネージャ] ページのリストで「 増分 」と記載されます。

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注釈: ある増分バックアップが紛失または破損すると、その後の増分バックアップに黄色の感嘆符が付きます。そのようなバックアップの復元を試みると、不足している増分バックアップの名前を伝える警告メッセージが表示されます。

ある増分バックアップを削除すると、その後のすべての増分バックアップも一緒に削除されます。

週に一度、月に一度など、定期的にデータのフルバックアップを実行することをお勧めします(ウェブコンテンツやメールデータの変更頻度による)。スケジュールされたバックアップを使用しており、 [増分バックアップを使用] オプションをオンにしている場合、フルバックアップを実行する期間も選択する必要があります。

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増分バックアップを復元するには

増分バックアップを復元するときに実際に復元されるのは、前回のフルバックアップに含まれるすべての未変更データと、(フルバックアップ後に作成された)すべての増分バックアップに含まれる変更済みデータです。そのため、フルバックアップと比べて、復元のパフォーマンスには大きな違いがありません。

[バックアップを復元] ダイアログに、復元されるデータを構成するすべてのデータ(選択された増分バックアップ、過去の増分バックアップの集積、最初のフルバックアップ)が表示されます。これらすべてのバックアップをダウンロードできます。

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