サブドメインの DNS ゾーン
Plesk では、それぞれのサブドメインに独自の DNS ゾーンを設定することができます。これらのサブドメインゾーンは、特定のサブドメインにカスタムネームサーバを指定したい場合や、ドメインの DNS レコードの一部を下位のゾーンに移し、レコードを短くしたい場合に便利です。基本的に、サブドメインの DNS ゾーンは、すべてのドメイン DNS 機能をサブドメインレベルに移したものです。
デフォルトで、Plesk はサブドメインに個別の DNS ゾーンを作成しません。ただし、以下のコマンドを実行して、この機能を試すことができます。
server_pref ?u ?subdomain-dns-zone own
この機能を無効化するには、以下のコマンドを実行します。
server_pref ?u ?subdomain-dns-zone parent
Plesk ユーティリティの実行について詳しくは、以下を参照してください。
- (Linux)『Reference for Command Line Utilities, Plesk for Linux』
- (Windows)『Reference for Command-Line Utilities, Plesk for Windows』
注:バージョン 10.4 の MU #9 までは、デフォルトでサブドメイン DNS ゾーンが作成されました。10.4 に MU #9 を適用すると、ゾーンの作成が引き続きアクティブになります。適用しないと、別ゾーンを作成しないのがデフォルトの挙動となります。
サブドメインゾーンがオフになっている場合、顧客は特定のサブドメインゾーンに対する Plesk の制御を無効/有効にして、親ドメインの DNS ゾーンに変更を加えます。[ウェブサイトとドメイン]> <ドメイン名> > [DNS 設定]>[有効化]または[無効化]を選択すると、以下の状況が考えられます。
有効 |
親ドメインの DNS ゾーンに影響なし
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無効 |
サブドメイン用に新しい DNS ゾーンが作成され、このサブドメインに紐付けられたすべての DNS レコードが親ドメインの DNS ゾーンから削除される。 |
このサブドメインの A レコードと AAAA レコードのみが親ドメインの DNS ゾーンに追加される。 |