XML API 経由のリモートアクセスを制限する

統合のために、Plesk には XML API という API が用意されており、サードパーティ製のソフトウェアと Plesk とのインタラクションを可能にします。このインターフェースにより、顧客アカウントや契約の作成などの Plesk 操作をリモート実行できるようになります。同時に、リモート API には悪用の恐れもあります。例えば、攻撃者が API を使用してサーバを制御しようとする可能性があります。

リモートインターフェースを使用する攻撃に対する Plesk の保護を強化するために、XML API 経由の接続を全面的に禁止するか、信頼できる限られた数の IP アドレスだけを許可することができます。

XML API 経由の Plesk へのアクセスを制限するには:

  1. 以下のディレクトリにある構成ファイル panel.ini を開き、編集します。
    • Linux の場合:/usr/local/psa/admin/conf
    • Windows の場合:%plesk_dir%\admin\conf\

    このファイルが存在しない場合は、ファイルを作成します。

  2. このファイルに、以下の行を追加します。
    • すべての接続を禁止するには:

      [api]

      enabled = off

    • 特定の IP アドレスからの接続のみ許可するには:

      [api]

      allowedIPs = <IP アドレス>

      <IP アドレス> は、IP アドレスのコンマ区切りリストであり、ソフトウェアはこの IP アドレスから XML API 経由で Plesk に接続することができます。