インストールおよび前提条件

移行を開始する前に、移行元のサーバにネットワーク経由でアクセスできることを確認して、移行先の Plesk サーバに Plesk Migrator コンポーネントをインストールしてください。

Plesk Migrator をインストールする

Plesk のインターフェースから Plesk Migrator をインストールするには

  1. 移行先サーバの Plesk に管理者としてログインします。
  2. [ツールと設定]>[アップデートおよびアップグレード]>[コンポーネントを追加/削除]に進みます。
  3. Plesk Migrator コンポーネントの横の[インストール]を選択します。

コマンドラインから Plesk Migrator をインストールするには

  1. 移行先サーバに SSH 経由で root ユーザとしてログインするか(Linux)、RDP 経由で administrator ユーザとしてログインします(Windows)。
  2. 以下の方法で Plesk インストーラを実行します。
    1. (Linux) plesk installer コマンドを実行します。
    2. (Windows)コマンドプロンプトを開き、"%plesk_bin%\ai.exe" --console コマンドを実行します。
  3. 画面の指示に従ってインストールウィザードを続行し、コンポーネント選択のステージまで進みます。
  4. インストール対象として "Plesk Migrator" を選び、画面の指示に従って手順を完了します。
移行の前提条件

移行を成功させるためには、移行元サーバと移行先サーバでいくつかの TCP ポートと UDP ポートを開く必要があります。

Unix サーバの場合、以下のポートを開きます。

  • 移行元サーバの TCP ポート 22 - SSH 接続用
  • 移行先サーバおよび移行元サーバの TCP ポート 8443 - Plesk XML API へのアクセス用(Plesk から移行する場合)。
  • 移行元サーバおよび移行先サーバの TCP ポート 110、143 - POP3 および IMAP 用。これらは移行後のチェックに使用されます。

Windows サーバの場合、以下のポートを開きます。

  • TCP ポート 135、139、445 および UDP ポート 137、138。これらのポートを、移行元サーバと移行先サーバで必ず開いてください。
  • TCP ポート 1433 - MS SQL 用(デフォルトインスタンスとして使用する場合)。
  • UDP ポート 1434 およびすべての(または手動で選択した)TCP ポート - MS SQL 用(named インスタンスとして使用する場合)。
  • TCP ポート 10155 - その他の作業を行うカスタム Plesk Migrator サービス用。
  • TCP ポート 10156 - rsync サーバ用。
  • 移行先サーバおよび移行元サーバの TCP ポート 8443 - Plesk XML API へのアクセス用(Plesk から移行する場合)。
  • 移行元サーバおよび移行先サーバの TCP ポート 110、143 - POP3 および IMAP 用。これらは移行後のチェックに使用されます。

また、installer.plesk.com に移行先サーバからアクセスできることを確認してください。

移管を実行する前に、必要なサービスと設定をすべて移行先サーバにインストールし、構成することをお勧めします。例えば、MySQL データベースの移行を計画している場合、移行先サーバに MySQL サーバがインストールされ、稼働していることを確認します。