Apache モジュール（Linux のみ）

高

Apache ウェブサーバの一部として機能します。

低

このハンドラ（別名「mod_php」）では、すべての PHP スクリプトが apache ユーザで実行されるため、セキュリティが最も低いオプションとなります。つまり、任意のプラン契約者の PHP スクリプトで作成されるすべてのファイルに、同じ所有者（apache）と同じパーミッションが設定されます。したがって、理論上は、あるユーザが他のユーザのファイルや重要なシステムファイルに影響を与えることが可能です。

注： PHP safe_mode オプションをオンにすることで、いくつかのセキュリティ問題を回避することができます。このオプションは、セキュリティに関する潜在的なリスクをもたらす多数の PHP 機能を無効化します。これによって一部のウェブアプリケーションが機能しなくなる場合があります。safe_mode オプションは推奨されておらず、PHP 5.3 では廃止予定となっています。

ISAPI 拡張（Windows のみ。PHP 5.3 以降は非対応）

高

IIS ウェブサーバの一部として機能します。

低

ISAPI 拡張は、専用 IIS アプリケーションプールが契約に対してオンになっていれば、サイト分離を実現します。サイト分離とは、異なる顧客のサイトで当該顧客のスクリプトが独立して実行されるということです。したがって、ある PHP スクリプトでエラーが発生しても、他のスクリプトの機能には影響がありません。さらに、ホスティングアカウントに紐付けられたシステムユーザの代理として PHP スクリプトが実行されます。

注： ISAPI 拡張ハンドラは、PHP 5.3 以降はサポートされません。

CGI アプリケーション

低
各要求に対して新しいプロセスが作成され、要求が処理されるとそのプロセスは終了します。

低

CGI ハンドラでは、PHP スクリプトがホスティングアカウントに紐付けられたシステムユーザで実行されます。Linux でこの動作が可能なのは、Apache ウェブサーバの suEXEC モジュールがオン（デフォルト）になっている場合のみです。オフの場合、すべての PHP スクリプトは apache ユーザで実行されます。

CGI アプリケーションハンドラはフォールバックとしてのみ使用することをお勧めします。

FastCGI アプリケーション

高（Apache モジュールと ISAPI 拡張に近い）

さらなる受信リクエストを処理するためにプロセスの実行を続けます。

高

FastCGI ハンドラでは、ホスティングアカウントに紐付けられたシステムユーザの代理として PHP スクリプトが実行されます。

PHP-FPM アプリケーション（Linux のみ）

高

低

PHP-FPM は、FastCGI の高度なバージョンであり、高負荷のウェブアプリケーションに大きな利点をもたらします。

PHP-FPM ハンドラは、ホスティング事業者によってインストールされている場合、およびウェブサイトの設定で［PHP を nginx で処理］オプションがオンになっている場合にのみ利用できます（［ウェブサイトとドメイン］> ドメインを選択 >［ウェブサーバ設定］）。