Plesk 修復ユーティリティmail アスペクトを指定すると、すべてのドメインおよびメールボックスのメール設定が再構成されます。このアスペクトには、固有のオプションがあります。

  • -restore-configuration - メールサーバ構成を復元します。Plesk は 24 時間ごとに、メールサーバの構成ファイルが変更されていないかチェックします。何らかの変更を検出した場合、構成のスナップショットが作成されます。-restore-configuration オプションを使用すると、現在の構成ファイルの内容がバックアップされ、使用可能なスナップショットとその作成日がリストに表示されます。任意のスナップショットを復元対象として選択できます。このオプションはインタラクティブモードでのみ使用できます(Plesk for Linux のみ)。
  • -only-domain-settings - ドメインのメール設定のみを再構成し、メールボックスのメール設定は再構成しません(Plesk for Linux のみ)。
  • -dont-restore-password - Plesk データベースとメールサーバの間でメールボックスのパスワードを同期せずにメール設定を再構成します。このオプションは、特定のドメインまたはメールボックスに対して使用する必要があります(Plesk for Windows のみ)。

個別のドメインおよびメールボックスを指定することで、指定したドメインおよびメールボックスのメール設定のみを再構成することができます。

例:

  • plesk repair mail - すべてのドメインおよびメールボックスのメール設定を再構成します。ユーティリティはインタラクティブモードで実行されます(ユーティリティが問題を検出すると、管理者に通知され、問題の解決を許可するかどうかが確認されます)。
  • plesk repair mail example.com - example.com ドメインに属するすべてのメールボックスのメール設定およびドメイン全体のメール設定を再構成します。
  • plesk repair mail johndoe@example.com - johndoe@example.com メールボックスのメール設定を再構成します。