移行と移管での問題のトラブルシューティング
ここでは、移行の最初の数ステップが完了したもののその後のステップが失敗した場合に、移行が完了するようにサポートすることを目的としています。移行プロセスの簡単な説明は以下のとおりです。
- (ソースサーバが Linux/Unix の場合)移行・移管マネージャがソースサーバに接続し、移行・移管エージェントをこのサーバにアップロードします。
ソースサーバが Windows の場合、「移行・移管エージェントをインストールする」セクションに従って、移行・移管エージェントを手動でインストールする必要があります。
- 移行・移管マネージャは、移行・移管エージェントに接続して移行パラメータを渡します。
- 移行・移管エージェントは、前のステップで受信した情報に基づいてすべての必須データを収集し、ファイルに保存します(以下「移行データファイル」と呼びます)。
Plesk for Linux/Unix の場合、データファイルのデフォルト保存場所は
/usr/local/
です。Plesk for Windows の場合、データファイルのデフォルト保存場所は
C:\PMMtemp
です。これは「ソースサーバで移行・移管エージェントを構成する」セクションに従って変更することができます。 - 移行・移管エージェントが、宛先サーバへのデータファイルの移管を開始します。
宛先サーバで、データファイルは、[移行設定]に定義された一時ファイルの保存場所に保存されます。
- 移行・移管エージェントは、移管が完了し次第、ソースサーバからデータファイルを削除します。
移管が失敗した場合、データファイルはソースファイルに保持されます。
- 移行・移管マネージャは、このファイルから Plesk にデータをインポートします。
ここで提供されている情報は、次の場合に役に立ちます。
- (Linux/Unix のみ)移行・移管エージェントのアップロードが失敗した。
- (Linux/Unix のみ)データファイルの作成が失敗した。
- データファイルの転送が失敗した。
- 宛先サーバへのデータファイルのインポートが失敗した。
通常、移行または移管で問題が発生した場合は、対応するログファイルに、問題の移行または移管の詳細な情報が記録されています。それらは以下のディレクトリにあります。
- Linux の場合:
/usr/local/psa/PMM/logs/migration-YYYY-MM-DD-hh-mm-nnn/
- Windows の場合:<plesk_dir>
\PMM\logs\migration-YYYY-MM-DD-hh-mm-nnn\
ここで、YYYY-MM-DD-hh-mm
は移行または復元が実行された日時で、nnn
はランダムに生成された番号です。
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