カスタムスキンを使用する

ロゴ画像とそれに紐付けられた URL、およびブラウザのタイトルバーに表示されるテキストは、Plesk の GUI でカスタマイズできますが、Plesk 12.5 ではカスタムテーマを使用して Plesk の外観やブランディングを変更することもできます。

Plesk インターフェースの外観は、Plesk テーマによって管理されます。この文脈でのテーマとは、CSS スタイルと画像がすべてまとめられたセットであり、ユーザによる変更はできません。ただし、これらのスタイルと画像は、製品のアップデートや新バージョンがリリースされると変わる可能性があります。Plesk の外観を変更するには、カスタムスキンを使用する必要があります。

スキンとは、テーマに追加されるスタイルと画像のセットです。スキンはテーマのスタイルと画像を物理的に置き換えるのではなく、再定義するだけです。したがって、カスタムスキンを適用すると Plesk の外観を簡単に変更でき、削除すると変更を取り消すことができます。

カスタムスキンの作成のために、デフォルトスキンパッケージが提供されています。テーマと違い、デフォルトスキンにはスタイルと画像がすべて含まれる訳ではありません。例えば、デフォルトスキンパッケージは初期状態では CSS ファイルが空になっており、これにスタイル定義を追加できます。変更が可能なのは、色、背景、フォントなどの装飾的な要素に影響を与えるスタイルに限られます。もちろん、レイアウトを再定義するスタイルを追加することもできますが、Plesk の一部が機能しなくなる可能性があるため、これはお勧めしません。

スキンの作成や Plesk への適用は、サーバ管理者およびリセラーが実行でき、1 つのサーバ管理者アカウントまたはリセラーアカウントにつきスキンを 1 つ作成できます。サーバ管理者が Plesk の外観に変更を加えると、すべての Plesk ユーザにこれが反映されます。リセラーが加えた変更は、リセラーとその顧客にのみ適用されます。

カスタムスキンの準備と適用は、以下の手順で行います。

  1. カスタムスキンの作成時にベースとして使用できるファイルを入手します。これには、サーバに SSH 接続(Linux の場合)またはリモートデスクトップ接続(Windows の場合)してから、コマンドラインユーティリティ branding_theme を実行します。詳しくは、「Plesk からスキンパッケージを入手する」を参照してください。

    注: Plesk にリセラーレベルでアクセスしており、SSH またはリモートデスクトップ経由でサーバにアクセスする管理者権限がない場合、ホスティング事業者までパッケージの入手についてご相談ください。

  2. アーカイブをダウンロードして展開し、含まれていたファイルに必要な変更を加えます。例えば、スタイルを追加したり、グラフィックファイルを独自のものに置き換えます。ディレクトリ構造は変更しないでください。詳しくは、「ファイルに変更を加える」を参照してください。
  3. 変更したスキンが含まれるディレクトリを ZIP アーカイブに圧縮します。アーカイブファイルをサーバにアップロードし、コマンドラインユーティリティ branding_theme を使用して新しいスキンを適用します。詳しくは、「Plesk にスキンをインストールする」を参照してください。

注: 新しいスキンは、Plesk からログアウトしてログインし直すと適用されます。

デフォルトの Plesk スタイルと画像に戻したい場合、カスタムスキンを削除します。詳しくは、「Plesk からスキンを削除する」を参照してください。

この章の内容:

Plesk からスキンパッケージを入手する

ファイルに変更を加える

Plesk にスキンをインストールする

Plesk からスキンを削除する