ディスク使用量を監視する
注釈: Watchdog は Plesk for Linux でのみ使用でき、Red Hat Enterprise Linux 9、AlmaLinux 9、Debian 11、Ubuntu 20.04 以降には対応していません。
監視を開始または停止する
ディスク使用量の監視を構成し、開始するには:
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[拡張] > [Watchdog] > [ディスク]タブに進みます。
接続(マウント)されたすべてのデバイスがリストされます。
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監視するハードディスクパーティションを指定して、監視のプリファレンスを指定します。
- Watchdog で監視したいパーティションの近くの アイコンをクリックします。
- パーティションまたはデバイス名をクリックします。
- [ディスクスペース使用量のしきい値]列は、注意を払わなくても使用可能なディスク容量を表します。このしきい値に達すると、Watchdog はアラートを送信し、指定されたコマンドを実行します。ディスクスペース使用量は、合計量に占める割合(%)で指定するか、測定単位として ギガバイト、メガバイト、キロバイト単位で指定できます。「80%」に設定することを推奨します。
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[ファイル数のしきい値]フィールドに、注意を必要とせずにサーバ上に作成できるファイルおよびディレクトリの数を指定します。このしきい値に達すると、Watchdog はアラートを送信します。ファイルシステムの総容量が分かっている場合は、合計数に対する割合(%)または実際のファイル数を指定することができます。ファイルシステムの総容量を確認するには、サーバに root としてログインしてシェルからコマンド
dumpe2fs
<device name> を実行します。「80%」に設定することを推奨します。 - 指定したディスクスペースのしきい値に達すると Watchdog が実行するコマンドを指定します。たとえば、ディスクスペースクリーニングユーティリティを実行するコマンド(RedHat Linux システムの
tmpwatch
など)を指定します。 - [OK]をクリックします。
- この手順を繰り返し、必要なすべてのパーティションに対して監視を構成します。
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Watchdog で監視したいパーティションをすべて指定したら、[ツール]グループの[有効化]アイコンをクリックします。
特定のパーティションの監視を停止するには:
- [拡張] > [Watchdog] > [ディスク]タブに進みます。
- Watchdog による監視を停止したいパーティションの アイコンをクリックします。
すべてのパーティションの監視を停止するには:
- [拡張] > [Watchdog] > [ディスク]タブに進みます。
- [ツール]グループの[無効化]アイコンをクリックします。
注釈: このアクションを実行すると、監視サービス全体に影響があります。つまり、すべてのディスクパーティションに加え、すべてのシステムサービスの監視も停止します。
ディスクのステータスを表示する
ハードディスクドライブおよび接続されているその他のストレージデバイスのステータスを表示するには:
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[拡張] > [Watchdog] > [ディスク]タブに進みます。
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接続(マウント)されているデバイスがすべて一覧表示されます。
注釈: Watchdog は、マウントされている一部のデバイスを適切に検出できない場合があります。
[S](ステータス)列のアイコンは、現在 Watchdog によってハードディスクパーティションまたはストレージデバイスが監視されているかどうかを表し、現在のディスクスペース使用量が示されます。
- - ディスクドライブまたはパーティションは現在監視されていません。
- - 監視が開始されていますが、ディスクまたはパーティションが未チェックです。
- - ディスクドライブまたはパーティションは監視されています。Watchdog は、ディスク使用量がしきい値に達していないことを報告しています。
- - ディスクドライブまたはパーティションは監視されています。Watchdog は、ディスク使用量がしきい値に達しており、間もなくディスクまたはパーティションの空き容量がなくなることを報告しています。
[M](監視)列のアイコンは、Watchdog によるストレージデバイスまたはディスクパーティション上のディスクスペース使用量の監視が設定されているかどうかを示します。
- - Watchdog によるディスクスペースまたはパーティションの監視が設定されていません。
- - Watchdog によるディスクスペースまたはパーティションの監視が設定されています。
[デバイス]および[マウントポイント]列は、ストレージデバイスおよびパーティションマウントポイントの情報を示します。パーティションがファイルシステムに接続されていない場合、[マウントポイント]列にはハイフン(-)が表示されます。パーティションがシステムに再接続されると、Watchdog は監視を再開します。
[ディスク使用量のしきい値]列は、注意を払わなくても使用可能なディスク容量を表します。指定量に達すると、Watchdog から通知が送信され、定義されたコマンドが実行されます。この列にハイフン(-)が表示されている場合は、パーティションまたはデバイスが監視されていません。
[ファイル数のしきい値]列は、注意を払わなくてもファイルシステムに保存可能なファイルまたはディレクトリの量を表します。ファイルまたはディレクトリの数は、ディスクの容量だけではなく、ファイルシステムの容量によっても制限されます。指定した量に達すると、Watchdog システムから通知が送信されます。この列にハイフン(-)が表示されている場合は、パーティションまたはデバイスが監視されていません。
[コマンド]列は、ディスク容量のしきい値に達したときに実行されるコマンドを示します。