デフォルトで、Plesk はアクティブ FTP 接続のみ許可します。この結果、顧客がサーバに FTP 経由で接続できなくなる可能性があります。これを回避するために、パッシブ FTP を有効にすることをお勧めします。このトピックでは、Microsoft Azure プラットフォームインスタンスにインストールされた Plesk でパッシブ FTP モードを有効にする方法を説明します。

パッシブ FTP を構成するには:

  1. Microsoft Azure ポータルにログインします。

  2. [Virtual machines](仮想マシン)で、パッシブ FTP を構成したい仮想マシンの名前をクリックし、[Networking](ネットワーク)([Settings](設定)の下)をクリックします。

  3. [Add inbound port rule](インバウンドポートルールを追加)ボタンをクリックします。

  4. [Add inbound security rule](インバウンドセキュリティルールを追加)パネルで、以下の設定を指定します。

    • [Service](サービス):ドロップダウンリストで値「Custom」(カスタム)を維持します。
    • [Port ranges](ポート範囲):ポート範囲として 49152,-65535 を指定します。
    • [Priority](優先度):この値は、ファイアウォールルールが適用される順序を決定します。優先度が低いルールは、優先度が高いルールより先に適用されます。自動的に割り当てられた優先度値を維持することをお勧めします。
    • [Name](名前):ルールを他のものと見分けられるように、認識しやすい名前を入力します。
    • (オプション)[Description](説明):お好みに応じて、ルールに説明を追加できます。
  5. [OK]をクリックします。

    image 79080

    Plesk for Linux インスタンスで、以下の手順を実行してパッシブ FTP の構成を完了させます。

  6. SSH 経由で root ユーザとしてサーバにログインします。

  7. /etc/proftpd.d/55-passive-ports.conf ファイルを作成し、以下の行を追加して、変更を保存します。

<Global>
PassivePorts 49152 65535
</Global>
  1. 以下のコマンドを実行します。
systemctl restart xinetd

必要な構成が完了しました。これで、Microsoft Azure インスタンスでパッシブ FTP モードを使用できます。