コマンドライン経由で移行する
Plesk for Linux、cPanel、Confixx、Pro Control Panel から Plesk for Linux サーバに移行するには:
-
移行先の Plesk サーバに SSH 経由でログインします。
-
Plesk Migrator がインストールされていることを確認します。インストールされていない場合、こちらの指示に従います。
-
/usr/local/psa/admin/plib/modules/panel-migrator/backend/conf/samples/
ディレクトリから/usr/local/psa/var/modules/panel-migrator/conf/
ディレクトリへ、サンプル構成ファイルをコピーします。以下のサンプルファイルからいずれかを選択します。-
plesk-unix.simple.ini
、cpanel.simple.ini
、confixx.simple.ini
、ppcpl.simple.ini
は基本的なサンプルファイルで、移行に最低限必要な情報だけが含まれます。 -
plesk-unix.ini, cpanel.ini
、confixx.ini
、ppcpl.ini
は、総合的でコメントが豊富な構成ファイルであり、幅広い移行オプションを構成できます。
サンプル構成ファイルの内容はこちらで確認できます。ファイルをコピーしてから名前を
config.ini
に変えます。 -
-
config.ini
ファイルを編集して、移行元サーバと移行先サーバの IP アドレスと、移行元サーバの root ユーザの SSH パスワードを指定します(移行に最低限必要な情報です)。追加の設定を指定することもできます。詳しくは「Plesk Migrator 構成ファイルを編集する」トピックを参照してください。 -
以下のコマンドを実行して、移行リストを生成します。
/usr/local/psa/admin/sbin/modules/panel-migrator/plesk-migrator generate-migration-list
生成されたファイルは
migration-list
という名前になり、/usr/local/psa/var/modules/panel-migrator/sessions/migration-session/
ディレクトリに保存されます。移行リストとは、移行対象オブジェクト(顧客およびリセラーアカウント、サービスプラン、ドメインなど)のリストです。 -
移行リストを編集します。移行したくないドメインの削除や、移行するドメインのサービスプランへの割り当て、顧客アカウントから顧客アカウントへの再割り当てなどができます。
-
ウェブサイトで使用すべき IP アドレスを手動で割り当てたい場合は、新しい IP アドレスを指定します。デフォルトで、IP マッピングは自動的に実行されます。IP マッピングについて詳しくは、こちらをお読みください。
-
以下のコマンドを実行して、移行前のチェックを実行します。
/usr/local/psa/admin/sbin/modules/panel-migrator/plesk-migrator check
コマンドを実行すると、移行中に発生する可能性がある問題(もしあれば)のリストが生成されます。「check」コマンドは、移行リストが変更されるたびに実行する必要があります。
-
以下のコマンドを実行して移行を開始します。
/usr/local/psa/admin/sbin/modules/panel-migrator/plesk-migrator transfer-accounts
-
(推奨)移行が終了した後で以下のコマンドを実行して、移行先サーバで移行されたオブジェクトが機能することをチェックします。
/usr/local/psa/admin/sbin/modules/panel-migrator/plesk-migrator test-all
Plesk for Windows または Helm 3 から Plesk for Windows サーバに移行するには:
-
移行先の Plesk サーバに RDP 経由でログインし、コマンドプロンプトを開きます。
-
Plesk Migrator がインストールされていることを確認します。インストールされていない場合、こちらの指示に従います。
-
%plesk_dir%admin\plib\modules\panel-migrator\backend\conf\samples\
ディレクトリから<PLESK_DATA_DIRECTORY>\var\modules\panel-migrator\conf\
ディレクトリへ、サンプル構成ファイルをコピーします。サーバ上で<PLESK_DATA_DIRECTORY>
の場所を確認するには、以下のコマンドを実行します。reg query "HKLM\SOFTWARE\Plesk\PSA Config\Config" /v PRODUCT_DATA_D /reg:32
以下のサンプルファイルからいずれかを選択します。
-
plesk-windows.simple.ini
は基本的なサンプルファイルで、移行に最低限必要な情報だけが含まれます。 -
plesk-windows.ini
は総合的でコメントが豊富なサンプル構成ファイルであり、幅広い移行オプションを構成できます。
サンプル構成ファイルの内容はこちらで確認できます。ファイルをコピーしてから名前を
config.ini
に変えます。 -
-
config.ini
ファイルを編集して、移行元サーバと移行先サーバの IP アドレスと、移行元サーバの管理者ユーザの SSH パスワードを指定します(移行に最低限必要な情報です)。追加の設定を指定することもできます。詳しくは「Plesk Migrator 構成ファイルを編集する」トピックを参照してください。 -
以下のコマンドを実行して、移行リストを生成します。
%plesk_dir%admin/plib/modules/panel-migrator/backend/plesk-migrator.bat generate-migration-list
生成されたファイルは
migration-list
という名前になり、<PLESK_DATA_DIRECTORY>\var\modules\panel-migrator\sessions\migration-session\
ディレクトリに保存されます。移行リストに含まれるのは、移行対象のオブジェクト(顧客およびリセラーアカウント、サービスプラン、ドメインなど)の一覧です。 -
移行リストを編集します。移行したくないドメインの削除や、移行するドメインのサービスプランへの割り当て、顧客アカウントから顧客アカウントへの再割り当てなどができます。
-
ウェブサイトで使用すべき IP アドレスを手動で割り当てたい場合は、新しい IP アドレスを指定します。デフォルトで、IP マッピングは自動的に実行されます。IP マッピングについて詳しくは、こちらをお読みください。
-
(推奨)以下のコマンドを実行して、移行前のチェックを実行します。
%plesk_dir%admin/plib/modules/panel-migrator/backend/plesk-migrator.bat check
コマンドを実行すると、移行中に発生する可能性がある問題(もしあれば)のリストが生成されます。
-
以下のコマンドを実行して移行を開始します。
%plesk_dir%admin/plib/modules/panel-migrator/backend/plesk-migrator.bat transfer-accounts
-
(推奨)移行が終了した後で以下のコマンドを実行して、移行先サーバで移行されたオブジェクトが機能することをチェックします。
%plesk_dir%admin/plib/modules/panel-migrator/backend/plesk-migrator.bat test-all