Plesk Migrator 構成ファイルを編集する
Plesk Migrator 構成ファイルには、移行元サーバと移行先サーバでの OS の種類(Linux/Windows)、サーバにインストールされたコントロールパネルの種類、アクセス情報などの情報を記述します。サンプル構成ファイルはこちらを参照してください。本トピックでは、使用頻度の高いさまざまなパラメータを構成して移行を成功へと導く方法を説明します。
ホスティング記述ファイルの名前とフォーマットを指定する
ホスティング記述ファイルに関する情報は、構成ファイルの [GLOBAL]
セクションに置く必要があります。ファイルの名前を指定するには、以下のオプションを使用します(ファイルが現在の作業ディレクトリにない場合、絶対パスで指定します)。
hosting-description: source.yaml
ホスティング記述ファイルのフォーマットは、YAML または JSON が可能です。ファイルのフォーマットを指定するには、以下のオプションを使用します。
description-format: yaml
移行元サーバと移行先サーバのアクセス情報を指定する
ウェブおよびメールコンテンツデータを移行先サーバにインポートするには、移行元サーバと移行先サーバの管理者ユーザ情報を指定するか、移行先サーバにコンテンツを手動で移動させてからホスティング記述ファイルにデータのパスを記入します。後者の場合、移行先サーバのアクセス情報のみが必要になります。
Linux サーバ
[lunuxserver]
hosting-description: /root/source.yaml
os: unix
ip: 192.168.1.17
ssh-username: root
ssh-password: setup
Windows サーバ
[windowsserver]
hosting-description: C:\source.yaml
os: windows
ip: 192.168.1.18
windows-username: Administrator
windows-password: setup
データベースサーバのアクセス情報を指定する
移行先サーバにデータベースコンテンツデータをインポートするには、データベースサーバのアクセス情報を指定するか、移行先サーバにデータベースダンプを手動で移動させてからこのパスをホスティング構成ファイルに記入します。前者のオプションを選択する場合、データベースを移行したいそれぞれのデータベースサーバのアクセス情報を指定します。
MySQL サーバ
[mysql-db]
type: mysql
host: localhost
port: 3306
login: admin
password: 123qwe
Microsoft SQL Server(mssql)
[mssql-db]
type: mssql
host: 192.168.1.17\MSSQLSERVER2008
port: 1443
login: sa
password: 123qwe
注釈: Microsoft SQL Server データベースが格納されたサーバのホスト名が移行先サーバで解決されない場合、データベースの移行が失敗します。ホスト名が正しく解決できることを確認するか、移行先サーバの hosts
ファイルに該当するエントリを追加してください。
以下のように、構成ファイルの [GLOBAL]
セクションにリストしたすべてのデータベースサーバを含めます。
[GLOBAL]
db-servers: mysql-db, mssql-db
複数の移行元からの移行を指定する
Plesk Migrator では、複数の移行元のコンテンツを一度に移行することができます。複数の移行元を指定するには、構成ファイルの [GLOBAL] セクションで sources パラメータを以下のように使用します。
[GLOBAL]
source-type: custom
target-type: plesk
sources: source1, source2, source3
[source1]
...
[source2]
...