Plesk インターフェースで、個別のサービスプラン、アドオンプラン、契約、ウェブサイト、サブドメインに対して PHP 設定を調整できます。リストから必要な値を選択するか、カスタム値を指定して、よく使用される PHP パラメータの値を変更できます。 panel.ini ファイルを編集して、このシナリオに以下の変更を加えることができます。

  • PHP パラメータが受け付ける事前定義値を決定する。
  • PHP パラメータのデフォルト値を変更する。
  • PHP パラメータへのカスタム値の指定を禁止する。

PHP パラメータが受け付ける事前定義値を決定する

大部分の PHP パラメータでは、事前定義値のリストから値を 1 つ選択できます。 panel.ini ファイルに以下のパターンに従って 1 行以上追加することで、ある PHP パラメータが受け付ける事前定義値のカスタムリストを作成できます。

[php]
settings.<parameter_group>.<parameter_name>.values[]=<value>

ここで、

  • <parameter_group> は、選択した PHP パラメータが属しているグループです。PHP パラメータのグループについて詳しくは、後述の「PHP パラメータとパラメータグループ」を参照してください。
  • <parameter_name> は、選択した PHP パラメータの名前です。php.ini と同じ構文を使用してください。
  • <value> は、リストに追加したいパラメータの事前定義値です。php.ini と同じ構文を使用してください。

リストに表示させたい事前定義値 1 つにつき 1 行追加する必要があります。

たとえば、 memory_limit パラメータが受け付ける値は、デフォルトで 8M16M32M64M128M です。選択肢を 64M128M に限定したい場合、 panel.ini ファイルに以下の行を追加します。

[php]
settings.performance.memory_limit.values[]="64M"
settings.performance.memory_limit.values[]="128M"

image-79193.png

PHP パラメータのデフォルト値を変更する

大部分の PHP パラメータでは、事前定義値のリストに含まれる値の 1 つがデフォルト値として指定されています。このデフォルト値は、ユーザが別の値を手動で選択するまで有効です。PHP パラメータのデフォルト値を変更するには、 panel.ini ファイルに以下のパターンに従って 1 行追加します。

[php]
settings.<parameter_group>.<parameter_name>.default=<value>

ここで、

  • <parameter_group> は、選択した PHP パラメータが属しているグループです。PHP パラメータのグループについて詳しくは、後述の「PHP パラメータとパラメータグループ」を参照してください。
  • <parameter_name> は、選択した PHP パラメータの名前です。php.ini と同じ構文を使用してください。
  • <value> は、選択したパラメータに設定したいデフォルト値です。php.ini と同じ構文を使用してください。

たとえば、 open_basedir パラメータのデフォルト値は {WEBSPACEROOT}{/}{:}{TMP}{/} です。これを none に変更するには、 panel.ini ファイルに以下の行を追加します。

[php]
settings.general.open_basedir.default="none"

image-79195.png

この例では、 noneopen_basedir の事前定義値のリストにデフォルトで含まれています。PHP パラメータに設定したいデフォルト値が事前定義値のデフォルトリストに含まれていないことも考えられます。その場合、まず事前定義値のカスタムリストを作成する必要があります。

たとえば、 execution_time パラメータのデフォルト値を 180 に変更するには、 panel.ini に以下の行を追加します。

[php]
settings.performance.max_execution_time[]=30
settings.performance.max_execution_time[]=60
settings.performance.max_execution_time[]=90
settings.performance.max_execution_time[]=120
settings.performance.max_execution_time[]=180 ; adds 180 to the list of predefined values
settings.performance.max_execution_time.default=180

PHP パラメータへのカスタム値の指定を禁止する

一部の PHP パラメータでは、事前定義値のリストから値を選択する代わりに、ユーザがカスタム値を指定することができます。PHP パラメータへのカスタム値の指定を禁止するには、 panel.ini ファイルに以下のパターンに従って 1 行追加します。

[php]
settings.<parameter_group>.<parameter_name>.custom=false

ここで、

  • <parameter_group> は、選択した PHP パラメータが属しているグループです。PHP パラメータのグループについて詳しくは、後述の「PHP パラメータとパラメータグループ」を参照してください。
  • <parameter_name> は、選択した PHP パラメータの名前です。php.ini と同じ構文を使用してください。

PHP パラメータへのカスタム値の指定を禁止すると、ユーザは事前定義値のリストから値を選択することしかできなくなります。

たとえば、 error_reporting パラメータへのカスタム値の指定を禁止するには、 panel.ini ファイルに以下の行を追加します。

[php]
settings.general.error_reporting.custom=false

PHP-FPM パラメータをカスタマイズする

fpm グループに属する PHP パラメータをカスタマイズするには、 panel.ini ファイルに以下の行を追加します。

[php]
settings.fpm.pm.start_servers.custom=true
settings.fpm.pm.min_spare_servers.custom=true
settings.fpm.pm.max_spare_servers.custom=true

これは PHP-FPM パラメータのあらゆるカスタマイズで行う必要があります(PHP-FPM パラメータが受け付ける事前定義値の決定、デフォルト値の変更、カスタマイズ値の指定の禁止など)。すべての PHP-FPM パラメータは、以下の表の「fpm(Linux のみ)」パラメータグループに記載しています。

たとえば、 pm.max_children パラメータのデフォルト値を 20 に変更するには、 panel.ini に以下の行を追加します。

[php]
settings.fpm.pm.start_servers.custom=true
settings.fpm.pm.min_spare_servers.custom=true
settings.fpm.pm.max_spare_servers.custom=true
settings.fpm.pm.pm.max_children[]=20
settings.fpm.pm.pm.max_children.default=20

PHP パラメータとパラメータグループ

以下は、PHP パラメータグループとパラメータのリストです。

PHP パラメータグループ PHP パラメータ名
performance memory_limit
  max_execution_time
  max_input_time
  post_max_size
  upload_max_filesize
  opcache.enable
  wincache.ocenabled
  apc.enabled
  xcache.cacher
  disable_functions
general safe_mode
  safe_mode_include_dir
  safe_mode_exec_dir
  include_path
  session.save_path
  mail.force_extra_parameters
  register_globals
  open_basedir
  error_reporting
  display_errors
  log_errors
  allow_url_fopen
  file_uploads
  short_open_tag
  magic_quotes_gpc
fpm(Linux のみ) pm.max_children
  pm.max_requests
  pm
  pm.start_servers
  pm.min_spare_servers
  pm.max_spare_servers
fastCgi(Windows のみ) maxInstances
  activityTimeout
  requestTimeout
  instanceMaxRequests
  queueLength
  rapidFailsPerMinute