カスタムドキュメントルートを定義する
デフォルトで、Plesk は httpdocs
ディレクトリをホストされるすべてのドメインのドキュメントルートディレクトリとして設定します。ただし、多くのウェブ開発フレームワークでは、<app_root>/public
など、異なるディレクトリをドキュメントルートとして使用します。Plesk 管理者は、panel.ini ファイルを以下のパターンに従って編集することにより、デフォルトのドキュメントルートディレクトリを変更できます。
[domainManagement]
docroot = "new_default_docroot"
ここで <new_default_docroot>
は、ディレクトリ名またはディレクトリのパスです(たとえば new_docroot
、domain/public
)。
カスタムドキュメントルートの名前には以下の文字のみ使用できます。
- スラッシュ(/)
- ピリオド(.)
- ハイフン(-)
- 文字:
- アルファベット A~Z(大文字、小文字)
- 数字 0~9
- アンダースコア(_)
変更は新規作成されるすべてのドメインに適用されますが、既存のドメインまで遡って適用されることはありません。パスはウェブスペースのルートを基準とした相対的なものであり、環境変数 <domain>
を使用できます。ホスティングの作成時に、変数がドメイン名に置き換わります。
たとえば、docroot
の値を <domain>/public
に設定し、example.com という名前の新しいドメインを作成すると、このドメインのドキュメントルートディレクトリは以下のようになります。