Plesk は、ウェブ、メール、DNS などのサービスの機能を管理します。技術的に言うと、Plesk がサービスそのものを提供するのではなく、各種サードパーティ製コンポーネントを統制するだけです。たとえば、ある顧客が Plesk GUI でウェブサイトを作成すると、この要求がバックグラウンドでウェブサーバ(Apache または IIS)に伝達され、そこで新しい仮想ホストがシステムに追加されます。コンポーネントのリストは、Plesk のインストール中に定義されます(詳しくは『デプロイメントガイド 』を参照してください)。管理者は Plesk で、インストール済みコンポーネントの確認、新規コンポーネントの追加、代替コンポーネントへの切り替え、コンポーネントの削除(Windows のみ)などを実行できます。

Plesk コンポーネントを確認する

インストール済みコンポーネントとそのバージョンを確認するには、[ツールと設定] > [サーバコンポーネント]の順に選択します。さらに Plesk for Windows では、次のようなアイコンでコンポーネントの状態が表示されます(アイコンの外観は Plesk のテーマによって異なります)。

  • image 62123.gif このコンポーネントは Plesk で使用されており、機能している。
  • image 62122.gif このコンポーネントは Plesk で使用されていない(ライセンスキーの失効や不足などが原因)が、機能している。
  • image 62124.gif このコンポーネントは Plesk で使用されておらず、停止している。
  • image 62130.gif このコンポーネントは Plesk で使用されていないが、システムにインストール済みで使用できる状態である。

Plesk コンポーネントをインストールする

Plesk のインストール時に選択しなかったコンポーネントを、後で [ツールと設定] > [アップデート] > [コンポーネントを追加/削除]の順に選択して追加することができます。

代替コンポーネントを切り替える

Plesk コンポーネントの一部は互換性があります。 たとえば、Plesk for Linux の場合、メール配信には Postfix または Qmail を選択できます。

Plesk for Linux では、次の 2 通りの方法で代替コンポーネントを切り替えることができます。

  • サービス設定を使用する。一部の Plesk コンポーネントは、類似の用途を持つ別のコンポーネントとともに 1 つの Plesk サーバに同時にインストールすることができます。たとえば 2 つのアンチウイルスコンポーネントをインストールしておき、[ツールと設定] > [メールサーバ設定]で、メールの処理にいずれかのコンポーネントを指定することができます。
  • Plesk インストーラを使用する。一部の Plesk コンポーネントは、類似の目的を持つ別のコンポーネントと同時にインストールすることができません。たとえば、Plesk のメールサーバとしては、Postfix と Qmail のどちらか 1 つのみ使用することができます。この場合、[ツールと設定] > [アップデート] > [ココンポーネントを追加/削除]で、いずれかのコンポーネントを選択する必要があります。

Plesk for Windows では、[ツールと設定] > [サーバコンポーネント]の順に選択して、代替コンポーネントを切り替えることができます。切り替えを行うには、コンポーネント名(例: メールサーバ)をクリックし、必要なコンポーネントをリストから選びます。

Plesk コンポーネントを削除する(Windows)

特定の Plesk コンポーネントが不要になった場合、管理者は Plesk の[ツールと設定] > [アップデート] > [コンポーネントを追加/削除]の順に選択するか、[ホーム]ページの[コンポーネントを追加/削除]リンクをクリックして、コンポーネントを削除することができます。