エラーページをカスタマイズする
概要: ウェブサイトの訪問者が、ウェブサーバが提供できないページをリクエストすると、理由が何であれ (ページが存在しない、訪問者にページの閲覧権限がない、ウェブサーバに問題が発生しているなど)、説明と 標準の HTTP エラーコード を含むエラーページが代わりに表示されます。
Plesk には、一般的な HTTP エラーすべてに対応するデフォルトのエラーページが用意されています。ウェブサイト単位 (Plesk for Linux) または仮想ディレクトリ単位 (Plesk for Windows) でエラーページをカスタマイズすることもできます。Plesk for Windows では、エラーページをリダイレクトに置き換えることもできます。
このトピックでは、Plesk でウェブサイトのエラーページをカスタマイズする方法について説明します。
概要
ウェブサイトのエラーページをカスタマイズするには、次の 2 つの手順を実行します。
- ウェブサイトのカスタムエラーページを有効にする。
- デフォルトのエラーページファイルを変更するか、HTML/CSS で記述された完全なカスタムファイルを必要なアセットとともにアップロードする。
エラーページをカスタマイズする
まず、目的のウェブサイトでカスタムエラーページのサポートを有効にする必要があります。
ウェブサイトのカスタムエラーページを有効にするには:
- Plesk にログインします。
- [ウェブサイトとドメイン]に移動して、必要なドメインを探します。
- [ホスティングと DNS] タブに移動し、 [ホスティング] をクリックします。
- [カスタムエラードキュメント] チェックボックスをオンにして、 [保存] をクリックします。
これで、デフォルトのエラーページの代わりに、カスタムエラーページがウェブサイトで表示されるようになります。カスタムエラーページのファイルは、ウェブサイトのホームディレクトリ内の error_docs
ディレクトリにあります。
デフォルトでは、カスタムエラーページのファイルはデフォルトのエラーページファイルのコピーです。ウェブサイトのエラーページをカスタマイズするには、カスタムエラーページファイルを編集するか、完全にカスタムなものをアップロードする必要があります。HTML/CSS コードを記述できない場合、Plesk ファイルマネージャには WYSIWYG HTML エディタが付属しており、これを使用して簡単なカスタマイズを行うことができます。
注釈: (Plesk for Linux) カスタムエラーページのファイルをサーバにアップロードする際は、ファイル名を変更しないように注意してください。たとえば、 not_found.html
ファイルの名前を not-found.html
に変更すると、ウェブサイトの訪問者が 404 NOT FOUND エラーに遭遇したときにカスタムエラーページが表示されなくなります。
注釈: (Plesk for Windows) セキュリティ上の理由から、FTP またはファイルマネージャ経由で error_docs
ディレクトリにファイルをアップロードすることはできません。代わりに RDP 接続を使用するか、ホスティング事業者に問い合わせてサポートを受けてください。
error_docs
ディレクトリにある 1 つ以上のカスタムエラーページのファイルを削除したり、ファイル名を変更したりすると、該当するエラーに遭遇したウェブサイトの訪問者にデフォルトのエラーページが表示されるようになります。
ウェブサイトのカスタムエラーページを無効にするには:
- Plesk にログインします。
- [ウェブサイトとドメイン]に移動して、必要なドメインを探します。
- [ホスティングと DNS] タブに移動し、 [ホスティング] をクリックします。
- [カスタムエラードキュメント] チェックボックスをオフにして、 [保存] をクリックします。
これで、ウェブサイトにデフォルトのエラーページが表示されるようになります。
注釈: カスタムエラーページを無効にしても、 error_docs
ディレクトリにあるカスタムエラーページのファイルは削除または変更されません。ウェブサイトでカスタムエラーページを再び有効にすると、カスタムエラーページのファイルに対して行われたすべてのカスタマイズが再び有効になります。
(Plesk for Windows) エラーページのソースをカスタマイズする
Plesk for Windows では、ウェブサイトの error_docs
ディレクトリ内の任意のファイルをエラーページのソースとして指定できます。また、ファイルではなくウェブページの URL (Plesk サーバでホストされているかどうかにかかわらず) をエラーページのソースとして設定することもできます。この場合、特定のエラーが発生したウェブサイト訪問者は、指定されたページに自動的にリダイレクトされます。
Plesk for Linux とのもう 1 つの違いは、Plesk for Windows では、ウェブサイト全体だけでなく、仮想ディレクトリごとにエラーページを構成できることです。そのため、同じエラーに遭遇した訪問者に対し、要求したページに応じて異なるエラーページを表示することができます。
他の仮想ディレクトリのエラーページソースをカスタマイズせずに、 /
仮想ディレクトリ (ウェブサイトのドキュメントルートである httpdocs
物理ディレクトリに相当) のエラーページソースのみをカスタマイズすると、それらのエラーページソースがウェブサイト全体に使用されます。
仮想ディレクトリのエラーページのソースをカスタマイズするには:
-
[ウェブサイトとドメイン]に移動して、必要なドメインを探します。
-
[仮想ディレクトリ] をクリックし、必要に応じて目的の仮想ディレクトリに移動します。
-
[エラードキュメント] タブに移動し、ソースをカスタマイズしたいエラーの アイコンをクリックします。
-
[タイプ] の下で [ファイル] を選択します。
-
[場所] の下にエラーページファイルの名前を指定し (
error_docs
ディレクトリにこのファイルが存在する必要があります)、 [保存] をクリックします。
これで、デフォルトのエラーページの代わりに、当該エラーに遭遇したウェブサイトの訪問者にはカスタムエラーページが表示されるようになります。
仮想ディレクトリのエラーページをリダイレクトに置き換えるには:
-
[ウェブサイトとドメイン]に移動して、必要なドメインを探します。
-
[仮想ディレクトリ] をクリックし、必要に応じて目的の仮想ディレクトリに移動します。
-
[エラードキュメント] タブに移動し、エラーページをリダイレクトに置き換えたいエラーの アイコンをクリックします。
-
[タイプ] の下で [URL] を選択します。
-
「場所」の下に目的の URL を指定し (URL は Plesk サーバでホストされていないページを指す場合があります (例:
https://google.com
))、 [保存] をクリックします。
これで、エラーが発生したウェブサイト訪問者は、エラーページが表示される代わりに、指定された URL にリダイレクトされるようになります。